3回目は、いかに?

 

パックのだし汁を使い、ちゃんこ鍋をする。

1回目は、夕食にて真鱈、フナシメジ、厚揚げ、白菜で。

2回目は、朝食にて、うどんを入れる。

このだし汁になんとか合わせたいために、

朝6時にスーパーへ行き、うどんを仕入れてくる。

1玉目がとっても美味しかったので、

3回目、もう1玉入れる。

このときはもう煮詰まってしまい、

汁がドロドロに。

塩辛くなっていたが、頑張って食べると、

何となく頭が痛くなる。

 

結論。

パックのだし汁は、2回目使用まで

(つまり、2回目に、おじやかうどんを入れて、

ケチらず食べきること)。

 

 

 


ヒトラーは、クレーに嫉妬した?

 

クレーの画集にあった写真を模写。

ヒトラーが、1937年に開催した

「退廃芸術展」の様子である。

同展は体制に合わない除去すべき前衛芸術を集めて、

断罪するという趣旨のもの。

クレーの作品は17点展示された。

だが、そこに訪れたヒトラーは、

口を開けて魅入っているようで、

嘲笑の表情はない。

元々画家に挫折した人だから、

その前衛の爆発的な表現力を直観的には

大いに理解していたのかもと推測してみる。

 

エーリッヒ・フロムの『悪について』によると、

ヒトラーは、「ネクロフィリア(死を愛好する)」

な人とされる。

そして「死を愛好する者は、必然的に力を愛好」し、

その目標は「生を付与することではなくて、

生を破壊すること」だという。

 

ネクロフィリアの対概念は、

バイオフィリア(生を愛好する)な人である。

こちらは、創造すること、生成してくるもの、

不安定で定まらない生命を愛する。

 

ネクロフィリアの住人であるヒトラーの顔には、

生を愛する芸術家・バイオフィリアの住人に対する

羨望と嫉妬も現れているような気がする。


ほっといてくんなせい…

 

マネの『笛を吹く少年』を模写。

 

ああ、黒がにじんじゃった…。

これでは、心どんより笛吹く少年に。

もっとも、毎日陽気にピーヒャラ吹けるもんじゃ

ないけれど。

 


考える、を、考える、ことのきりのなさ

 

図鑑から、ロダンの『考える人』を

筆ペンで模写。

かすれたところが毛深い感じになり、

『考えるクロマニオン人』みたいに。

 

人はいつも考える。

考えることを考え、考えないことを考え、

考ええないことまで考える。

 

脳はいつもぐるぐる巡って、

単純なことも複雑に編み上げていくもんで、

人間の生活も文化も時を増すほど複雑に。

 

 


加藤織勝、寄席デビュー

 

1月26日、友人の加藤織勝が、

上野広小路亭で開催の

講談サロン香織倶楽部第13回発表会にて、

寄席デビュー。友人らと観劇に行く。

 

アマチュアの講談発表会だが、織勝、

『鉢の木』を堂々演じる。

神田香織の門下生1年未満にして、

眼光放ち、声座り、緩急を使い分け、観客ヤンヤヤンヤ。

主人公の源左衛門が「いざ鎌倉」と馬を飛ばし、

地名ズラズラつらねて山越え谷越え走り去るシーンを

聞いていると、伝統話芸の厚み感じる。

 

他の演者の演目も面白し。

 

田口織りんの創作講談『爆笑闘病記』は、

乳がんの宣告・手術・闘病の体験記。

ひょうひょうと明るい語り口で聞きやすい。

いつか自分の身に起こりえることだと、

身をつまされる。講談ルポの可能性感じる。

 

歌手の盧織歌の『海渡り』も創作。

在日朝鮮人の父が少年だった頃の話だ。

少年が未知の国・日本へ、海越え渡る歌がよし。

 

懇親会にも、思い切って参加する。

神田香織師匠とまじかで話せ、貴重な経験。

 

 

 


花粉?

 

昨夜、なかなか寝付けず、

眠りに入ったのが朝方5時。

 

あの異変が起こったから。

顔がピリピリし、眼がしょぼしょぼと涙、

鼻がぐずってキーン、喉に痰がからんで息がしにくい。

 

花粉がついにやって来たかと思い、

朝、花粉情報を調べてみたが、

まだ飛んでないという。

山の木々は、飛ばす準備をしていないらしい。

 

おかしい。

あの感覚なんだけど。

 

今、大流行のインフルエンザではないはず。

なんなんだろぅ。

 

 

 


恋のから騒ぎ、ファンに

 

ユーチューブで、明石家さんまがMCの

『恋のから騒ぎ』をよく見る。

20歳前後から30歳までの妙齢の女性20人ほどから

恋愛事情を、さんまが軽快に引き出していく番組だ。

アップされているのは、2005年あたりのが多いが、

さんまに奇天烈なあだ名がつけられた出演者たちに、

だんだん愛着を覚えてしまう。

 

不倫からDV、ストーカーに至るまで、

ネガティブな事情も臆面もなく暴露され

笑い飛ばされていく。

冷静になって見れば、結構きわどい番組といえる。

だが、その人の人生の断面が短い時間に

カラリと集約されていて、文学的なのである。

 

この番組に出る女子たちは、

コンパを頻繁にやるとのこと。

チームを組んで、金持ちを狙うという。

その日の主役、盛り上げ係、男性の見回り品チェック係、

次のコンパのつなぎとなるキレイどころなどを立て、

戦略的に迫っていく。

コンセプトは、

自身がキレイな20代までに、金持ちのイケメンを

ゲットして、結婚というゴールに行こう、

ということになる。

テレビ的な強調はあるが、

こうもあからさまに言われると、

かえって気持ちがいい。

 

この溌剌とした彼女たちは、

今、30代、40代。

納得するパートナーは見つかったのだろうか。

結果報告の「恋から」同窓会をやれば、

また味わい深い番組になるのではと思う。

 

イラストは、

シャセリオ作『エステルの化粧』の模写。

旧約聖書に題材をとった1841年作。

 

 

 


震えながらも天上を指す

 

高村光太郎の彫刻『手』を模写。

筆を荒っぽく動かして描いたが、

なんとなくさまになる。

 

天に向かって指が伸び上がる、

どこか宗教性を感じさせる作品。

 

でも、このポーズを実際してみると、

指がつりそうになる。

 

 


返事するにも筋肉がいる

 

解剖学を、チマチマ学ぶ。

 

 

 


暖房おじや

 

相変わらず、暖房器具なし。

指先が冷たくなってしかたない。

 

昨夜残りのキャベツ・豚肉水炊きの残りで、

今朝、おじやをする。

 

アツアツをよそった茶碗が熱く、

持った手がじんわりとぬくもる。

食べれば体も芯からあったかに。

ドボリと入れたポン酢も効いてくる。

 

この悦楽、ただし一瞬。

 


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