重たい1000年の夢

 

眠れないので、

聖書「創世記」のCDを

枕元で鳴らす。

次第に意識を失って、

時代を何代にわたって展開されるドラマを

追ったような夢を見る。

起きると、妙にしんどい。

 

善悪の実の話が、妙にこびりつく。

善悪見極める「良心」を

持ってしまったから、

神は人間を罰し、死すべき存在へと突き落とす。

この意味は、考えれば、

底なし沼のように深い…。

 

 

 


合わない…

 

納豆と生卵を混ぜたもので、

ソーメンをよくすする。

そのどろどろに、

何気なくレモンを絞ってあえて口に含むと、

劇的にまずくなった。

下にビリビリと苦い。

 

一つひとつ美味いものが、

一緒にすることで一挙に不調和になるのが

とっても不思議だ。

 

この世には、

「合わないこと」がある。


落款絵

 

消しゴムで作った落款を、

ただただ押す。

 

「落款絵」とするならば、絵は左下にして、

「落款で構成した絵」に押した

「絵で描いた落款」とした方が

面白かったなと、理屈ぽく思う。


クレバス

 

まずは、地上に出な。四の五の言わずに。


肩が凝るなぁ…


体に良くないものほど美味しい

 

朝、カップラーメンを食べてしまう。

この食い物に、栄養はあるのだろうか。

食べ過ぎると、油にやられる。

添加物やら保存剤やらいろいろ入っている。

健康な食生活を送る人は、

この加工物のかたまりを当然遠ざける。

 

だが、体に良くないものほど美味いのである。

カップラーメンが手に入らない国を旅行していたとき、

その麺や汁が、幻に浮かんだほど、恋しくなったものだ。

 

自分はタバコは吸わないが、

吸う人にとっては、タバコもきっとそんなものなのであろう。

 

良くないものは、たまに接すると、

ストレス解消になる気がする。

良くないものを味わっているという罪悪感が、

気持ちをピリリと刺激して、

精神を快活に健康にしてくれる。

 

と、言い訳をいろいろと考える。

 


ゆれる文様

 

すごく面白い本に出会う。

片山洋次郎の『整体。共鳴から始まる』(ちくま文庫)だ。

「気」の世界がよく理解できる。

 

心惹かれる名文。

 

「流れの中の弾力ある、

柔らかくゆれる文様でありつづけることが

生きているということである」

 

 

 


夢刀

 

起きても眠いので二度寝する。

薄く長い夢を見るが、夢はずっと同じことを言ってくる。

 

短い「夢」が積み重なって圧縮して一本の「刀」となり、

それが大きな「夢」を斬ろうとしている…。

 

そんなことを何度も繰り返す感じだが、夢の刀は、

日々過ごした時間をつなげた「自分」ではないかと。

斬られるべき大きな夢は、

その外側か内側か、また別のところにある「自分」か。

 

昨晩書き損じた人体図に、今の気分を

塗り絵してみる。

 

頭半分が緑。

 

 


ぐるぐるパーの都知事選

 

都知事選が、ぐだぐだの様相に。

 

鳥越氏が「淫行」とのこと。

スキャンダルを洗い出した政治勢力がいて、

潰しにかかったことが露骨に示され、げんなりする。

鳥越氏の演説を聞くと、あまりにも無内容で驚く。

こんな人が当選するなら…という気分は分かる。

でも、鳥越叩きという、マスコミによる集団リンチが

またもや沸き起こって、どうなっているんだと。

今年に入ってのマスコミは、荒廃している。

他の候補者の資質や思想心情、業績が、

深く分かる冷静な報道をしてくれよと思う。

候補者は、それを示す言論で淘汰されるべきだから。

そもそも候補者が20名もいることだし。

 

ところで、「知事給与ゼロ」で、という人もいるが、

正当なお金をもらってしっかり働いてと。

対価をもらってこそのプロで、

都政のような大仕事を、ボランティアでやってくれるなと。

 

 

 

 

 


「忍者」を描こう

 

大妻女子大学にて、学生さんにイラスト講座を行う。

同大学の地元にある半蔵門を、

服部半蔵率いた伊賀忍者をテーマに、

英語イラスト冊子をつくり紹介するという

企画のお手伝いである。

 

東京オリンピックも意識して、

外国人観光客に向けた冊子になる。

「忍者」は、イラストにできるネタが

ふんだんにあるので、面白そうだ。

 

講座は宮田教授に招いていただき、

今年で3回目に。

自分の経験を、若い人に役立ててもらえるような

機会があるのは、しみじみ嬉しいなと思う。

 

 


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