鎭守の森、を意識



最近、森関連の本のページを繰っている。

南方熊楠が、神社合祀反対運動、
つまり「鎭守の森」を守る運動を戦前にやっていたくだりが面白い。。
この森は、生態としてもだが、日本人の宗教心の要、精神的な拠り所、
地域のセンターとして大切にせよと。

とんで現代。
世界中、3000万本を超す木を世界に植えた生態学者・宮脇昭の本。
本来の森は、その土地に即した「潜在自然植生」があるというが、
日本では戦後の国策でほとんど人工林に替わってしまったという。元からあった常緑広葉樹が切られ、手入れの必要なスギやヒノキといった針葉樹林が植えられた。今、その針葉樹の森が、林業の衰退で荒廃している。

唯一残っている本来の森が、鎭守の森。
古来、祟りがあると恐れて手を付けなかったから残った。

破壊された森を再生するなら「潜在自然植生」に。
その植生を、鎭守の森に学べとする。

森は、生態、文化、そして命の大本。


 


小とな



子どもたちがジャングルでポーズを
とるチラシの写真を模写。

小学生の顔を、少し誇張して描けば、
たちまち大人じみ、老けた顔になる。

何十年かぶりの同窓会で会った友人たちは、
一見体形も、くたびれ方も、さまざまに。
だが、基本的な性格や持ち味は、
子どもの頃とそう変わってないことに気付く。

子どもはすでに小さな大人であり、
「小とな」と言っていいのかもしれない。
小となは、大となになって、
良いとこ悪いとこも、丸ごと完成させていく…。

東京虫、禿げあがる



東京都、20世紀に、森林が一気に半減。
熱帯雨林まで行かずとも、
足元の自然破壊がひどかった。
文明は、森を食いつくす。

図はも『「図説」日本の植生』を参考。

冷たい部屋にて



春の小川はさらさら行くよ♪
色鉛筆をにぎって後、なにげに浮かんだ曲が、
こんな絵にさせてしまう。

コポコポと岩間をゆく清流、
木々が吐く新鮮な空気、
ほっこりと温かい陽射し…

まだ手足が冷たくなる部屋で、
ハナをすすり、
「春」を想う。


 

肌寒い初春



空き家。
朽ちた階段が無残。
音もなし。

「経歴詐称」という戦略



経歴詐称を謝罪するショーンマクアードル川上。
弁がたち、男前が売りで手広くやる能力があるのだから、
なぜ詐称したのか一見不思議。

だが、外タレ好き、欧米大学卒業生を敬ってしまう日本社会では、
のし上がるのに効果抜群の戦略的な詐称であったのだろう。
顔も明らかに整形している。
「詐称」はこの人の本質であるかもしれない。

どうしてもそこはかとなく漂ううさん臭ささが、
世の中に「面白い」と
受けていた側面もなきにしもあらず。
でも、ばれてしまってはしかたない。

ただ、直接接する限りには
とても良い人そうに思える。


役者猫



東京都台東区の谷中。
ここらの猫は、カメラを向けても逃げない。
むしろポーズさえとってくれる。
「吾輩は猫…」の漱石がいた千駄木は近い。
猫町。
 

花と猫



谷中といえば猫。

「谷中の家」にて、赤松猫仙人による
日本画の個展「谷中 夢猫」が、
3月27日まで開催(時間は11:00〜17日)。

花の中に寝転ぶ猫、
月光と一体化した猫、
雲に乗って空飛ぶ猫。

圧巻は大画面で、
ぼうと光る実に照らされ、
大木の枝に安らう二匹の猫たち。

夢幻的で優しい「猫宇宙」に
心癒されます。

上のイラストの猫は旅人的猫なので、
ぜひ実作の日本画をまじかにご覧ください。

会場:「谷中の家」 台東区谷中3-17-11  1階コミュニティスペース
JR
日暮里・西日暮里/地下鉄千代田線千駄木・西日暮里・徒歩7分
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-05-14.jpg
 

優美な獣



シャーリーズ・セロン、わがアニマ(女性像)。
あなたのアニマ、アニムス(男性像)は?
 

だから私は首と顎が動かせる



歯科で必要な筋肉の知識という。
TMD(側頭下顎部障害)の症状は、ここに関連。
「胸鎖乳突筋」は美術の解剖図でも出てくる。

思えば、こんな複雑なものが、
同時に伸びたり縮んだりと
常に驚異の動きをやってのけるのだ。

ストレスを負うと、
調子がよくなくなることも
無理なからぬことではなし。

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