怒るベイビー



ノルウェーの彫刻家ヴィーゲランの彫刻作品
「アングリーボーイ」を模写。

アングリーボーイ「ダーッ(怒)! ダーッ(怒)!! ダーッ(怒)!!!」
旅人「何を怒ってるんだ? アングリーボーイ」
アングリーボーイ「2015年の不条理を、怒りの炎で浄化してるんだ」
旅人「えらいな、アングリーボーイ!」

除夜の鐘「ゴーン…」

 

準備



西洋美術の写真集から模写(詳細記録、失念)。

演奏家「う〜ん、新年の曲、何を演奏しようかしら」
天使 「これ、やりなよ。へんちくりんなやつ」
 

赤と青の対話



ベン・シャーン1935年撮影、ニューヨーク市、
芸術家組合デモの写真より模写。

ふてぶて男「だいたい世の中、オレたちが『行くな』という方向に、
      行きやがるのが、気に食わないぜ」
怜悧な女「まずは、『行くな』って思うことが大事なのさ」

 

幸せ



A.Tさんの作品、5枚目/
 
ああ、いい絵ですねぇ。
赤い円は、熱くなって動いている感じがします。
ほんわかした絵です。
 
「この手紙を出すなら?」の質問に、
「両親に」と答えられました。
今の「幸せ」な気持ちを知らせたいとのこと。
黄色の丸が、A.Tさんの御両親に見えてきました。
 
ご自身も、この絵が一番好きだとのこと。

 

気迫



A.Tさんの作品、4枚目/
 
お題は「×」。
「決めつけられる」「否定される」ことに対する
葛藤を思い起こされたとのこと。
左側のもやもやに、怒り(赤)と悲しい感情(紫、青)。
 
しかし画面は、何か、それを跳ね返すよう気迫があります。
 
自分にも人にも「決めつけ」はしない!
という決意が、文字にみなぎっています。
 
 

どん、とした木



A.Tさんの作品、3枚目/
 
根がどっしりと太く、大地に根付いています。
滋養をしっかり吸い上げ、大きく成長しようとしている勢いを感じます。
葉と枝は外へ外へと伸びている…
というより、パンッとはじけている。
 
先の2枚で幼少の頃のご自身を眺められ、
そして今に戻って、改めて「自分」を振り返る、
客観視をされているような。
 
黄と茶の混じった太い線が、瑞々しいです。
 

流れ、強く



A.Tさん作品、2枚目/
 
A.Tさんは、幼少を、美しい自然に囲まれて過ごされたそうです。
近くの清流はお気に入りの場所で、
一人でその流れをいつまでも眺められていたとのこと。
 
筆だけの時は、流れの穏やかな、少し寂しい感じがしましたが、
彩色すると、とても流れが力強くなっています。
光のような黄色も入って、何か生命力が。
また、いろんな心のモヤモヤを水に流しているようにも。
 
人にとって自然の風景は、心の支えになるのだなぁと。
 

原風景



12月19日、「谷中の家」で開催した「心解き放つ『アクティブ絵手紙講座』に
ご参加いただいた、A.Tさん(20代・女性)での作品5枚を
一枚ずつ紹介いたします。
 
まず、1枚目。
 
子ども時代の原風景とのこと。
なだらかな山は、とても穏やかです。
茶色が入るのは、ほっこりした山の土を感じさせ、
よりあたたかな雰囲気に。
見守られているような、優しい感情。
この方にとって、人生の局面に立たれたときに戻る、
「心の拠り所」の風景なのだなぁと思います。
 
そう思うと、自分自身の原風景も、
懐かしく思い浮かんでしまいます。

 

過去、子ども、未来



ベン・シャーン、1935年10月撮影
「アメリカ・アーカンソー州、救済受給者の子ども」
の写真模写、彩色。

この子たちは大人になったろうか。
爺さんになったろうか。どんな生を歩んだか。

アジアや南米をうろついた時に出会った子どもたちの面々が、
ふと、思い浮かんでくる。


 

青と赤、追憶



ベン・シャーンの撮影した写真をペンで模写。
1932〜34年のニューヨーク下町に座り込んでるばあさん。
まさに絵に登場してくる人物がそこにいる。
哲学的表情で、かつての青春の風景を追憶しているような。

ベン・シャーンの絵なら、もっと単純化して、
線がギシギシたぎってくるような感じに。

 

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