青い視線



ジャンヌ・エビュテルヌ自身の自画像を模写。モデリアーニの画集では大抵、彼と結婚する前は「画学生」であったと解説するのみ。実際に才能があったわけだ。青みがかった眉と目がつくる視線が、恐ろしいほど強い。彼女は、愛し抜いたモデリアーニが早逝した後、子供を身ごもったまま5階の窓から飛び降りて自殺してしまう。なぜか高村幸太郎の傍で精神の病となり、切り絵を大成させた「智恵子」を想う。


 

目力の人



モディリアーニの恋人であるジャンヌ・エビュテルヌの実物写真より模写。後にモデリアーニの妻となった人である。モデルとなった絵とまるで違う風貌にも驚くが、さすが巨匠の筆を動かすほどに惹きつけるオーラが強烈。そして、なんという目力…。

キツネ顔



橋本治・宮下規久朗著の『モディリアーニの恋人』より。モディリアーニは、この恋人の顔を相当変形させて描いていることを、この本で知る…。

木と心



『「かたち」の探求』という本が面白い。流体力学が専門の物理学者・高木隆司が書いたもの。1はサボテンやアロエ、2は草や成長途上の若木、3はポプラ、4はニレなど。木を「流体」ととらえ、その数値で形が変わっていく様に「へーっ」と思う。上の形って、人の「心」に似てないかとも思う。1芽生え、2成長し、3勢いを増して、4成熟に至る。Mは「経験」、qは「勢い」を当てはめれば。

パソコン生活の弊害



仕事も娯楽も通信も、全部パソコンですんでしまう生活。だからか、なんだか調子がよくない。熱が神経にこもるというか。そんな中、手描きで何か描くと、気分がスッとする。体に溜まった何かが吐き出されて集中できる。やはり、手を、体を動かさないといけない。 


 

無為



最近、夕方7時にもなると、ぐったりつかれてしまう。以降は、ユーチューブのお笑い番組を漫然と見ている。のっぺりとした夜、傷みます眼球…。

ビカッ



向うのマンションがやけに光る、肌寒い朝。

 

ごはん、食べなくていい?



40代の知人が、体のためにごはんを食べないという。新陳代謝がにぶってくる中年は、糖分になる炭水化物はひかえた方がよいとのこと。ごはんは、むしろまったく食べなくて調子がよいらしい。だけどなぁ、美味しいもん。腹は出るが…。

心の断面



最近、夢見がよくない。こないだは、地層の断面(もしくは何千人の人がいる土のマンション)が現れ、右半分の下が、ガラガラと奈落の底へ落ちていった。残った真ん中ありは圧縮してつぶれ、ぐったりした人の頭の髪が土まみれになって表れている。心理学の本を手にとると、この右下の事態が「物質的な苦労や挫折」であると言い当てられていて、かえって自分の「分かりやすさ」にあきれる。もっとフェイントかましてくれよと。

逃げ切れ!柏木由紀



AKBの柏木由紀が、総選挙で2位を獲得した後、ジャニーズの手越なにがしとの熱愛発覚。シャレにならない現場写真が流出し、大スキャンダルに。現在、彼女は、あらゆる取材攻勢をかわし、ひたすら逃走中とのこと。20を過ぎた若い男女が、奔放に恋愛するのは健全である。逃げの一手との戦法を定めたならば、それを貫け! どのみちこの件の「説明」は、火に油を注ぐだけ。本当に必要な説明責任とは、政治資金の流用や、原発事故の原因、大失敗した公共事業などについてであって、男女の仲のあれこれをほじくって公のメディアに発信したり、それを見聞きしたりするのは変態的な行為である。ただし柏木には、「清純派アイドル」の職能を放棄し、熱烈で純真なファンたちの心をグサリ傷つけた「罪」はある。しかし若いファン諸君、「アイドル」とは恋愛禁止といったそもそも非人間的システムの上に成り立っているのだ。今回の怒りを、もっと公の不正にぶつけようではないか。二人の行く末は、そっとして。

 

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