来年よ、来い



前進あるのみ…。本年は、お世話になりました。よいお年を!

さらば、今年



太平洋をボロ筏で進むような一年…。

 

青山裏通りでの雑感



仕事で、表参道駅を出て青山通り界隈を歩く。デザイン的に洗練されたビルが並び、華やかだなと思う。が、一歩、通りから路地に入れば、電線が絡まる足立区的風景に。その合間から夕陽に輝く六本木ヒルズがぬっと出て驚く。地中に刺さった巨大なネジのようで、また周囲にビリビリ放電しているようなメカにも思える。エネルギーには満ちているなぁ。

 

素直、ということ



路傍の一コマ6/2005年11月、大阪市内にて。



 

歯はカーブしている



みどりの杜・歯磨き日記6/歯と歯肉の間を磨く、「溝磨き」はなかなか難しい。「溝」に歯ブラシの先を入れるコツを、歯科衛生士さんに教えてもらうと上の通り。最初にしっかりと歯と歯の間に歯ブラシを、ガシッとつっこむ感じがよい。そして、歯がカーブしていることから、歯の下にある「溝」は少し奥まったところにあると検討をつけるのがよい。入っていない状態で磨きの動作にはいり、やみくもに動かすのも歯ブラシを傷める原因に。

歯ブラシ、「傷み方」の観察


みどりの杜・歯磨き日記5/最近、また歯ブラシの傷みが早くなった。今月は3本目に突入。新品のしまった状態が、完全に毛先が開いてしまう。二本目は開いた状態で、毛先を歯間にねじ込もうとしてゴシゴシやるので、枝毛まで現れた。この傷み方には原因がある、と歯科衛生士さんは指摘する。



 

赤い哲学者



路傍の一コマ5/2005年10月、渋谷にて。


 

目撃者は、私



ドトールでコーヒーを飲んでいたら小珍事発生。左方5m付近で音がするので見ると、おばさんがバックを落とし、中から100円玉がコロコロ。転がった先を目で追っていると、前方3m先のハゲ頭のおっちゃんの足許へ。その人はまったく気づかず、100円玉をふんづける。誰も何も気づいていない。これを知らせるとなると、ごったがえす店中を横断して両者に告げねばならず、声をかけられた方も気まずかろうと思い、動けなくなる。しばらくすると両者はそれぞれ席を立ち、床に問題の硬貨がむなしく光るのみ。

東京タワーの印象



港区の田町駅を出て三田通りに差し掛かると、向こうに東京タワーが佇んでいる。いきなり目にすると、綺麗な形をしているなと思う。といっても、その姿を、エッフェル塔のようにキャンバスを持ち出して油絵にでも描いてみようとは思わない。東京タワーは、電波塔として正確無比に精巧な部品が組み上がっているといった美しさで、情緒はあまりない。律儀な「実務者」という感じ。もっとゴタゴタしたビルの谷間やうらびれた歓楽街から見れば、多少雰囲気がついてくるだろうか。「東京タワー36景」をあえて描いてもいいかもしれない。

 

多層する「バイオフィルム」を想う



歯垢(プラック)は、「バイオフィルム(菌膜)」の一種である構造体。唾液などの消毒液をブロックし、その中で何百種の菌たちがぬくぬくと生息する。虫歯菌と歯周病菌の排泄する物質が、虫歯と歯周病をもたらす。この歯垢は、生体の主人である人間には迷惑な存在だ。しかし考えてみれば、バイオフィルム自体は、生物界ではごくありふれている。台所のぬめりや水中の石の表面にあるもの。いはば、生命のゆりかごであり街なのだ。地球を覆う二酸化炭素やオゾンの層は、生命全体を守るバイオフィルムといってもよい。人間のバイオフィルムである都市が排出「毒」がこれを壊そうとしている図が頭に浮かぶ。歯垢はその迷惑な人間に内からささやかに抵抗しているのか。

 

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