ハッピーな来年に向けてGO!



帰省のため、2014年1月5日までお休みします。よいお年を! 

排他的テレビのどんよりした空気

 

テレビで、中国のひどいマナーの現場を放映。情報ソースは中国現地からのユーチューブ。それをわざわざセレクトし公共の電波で放映するマスコミにフェアでないものを感じる。最近の中国バッシングの空気をあえてつくり出しているような意図を感じるが、慌ただしい製作現場では世の空気になんとなく同調して放映している気もする。こんなものを見て、中国人は…と笑う日本の視聴者にも嫌悪感を覚える。他国人から見た驚くべき習慣の違いなんてどこの国でもあるはずだし、日本にも他国に笑われるべき習慣があるだろう。あげつらい、は心を汚す。

心の掃除



アステカの清浄の神トラソルテオトルを思い浮かべて、今年の心の汚れを洗う。またメキシコに行きたいなぁ。

はったりと中身

 

マンデラ大統領の追悼式で、でだらめの手話通訳をした男。「徹子の部屋」に出演していたタモリが、自分は彼と同じだという。なりすましで芸能界に入ったと。テレビの1回目の出演は、赤塚富士夫と出た番組。それを見て面白いと思った黒柳徹子が素人とは知らないタモリをゲストに呼んだのが二回目の出演とのこと。人生はったりの大舞台も必要かと思う。タモリにはテレビに耐えうる中身があったのだろう。通訳の男はそれがなかったわけだが、世界史に残る衝撃的なギャグを一発放ったことになり、未来永劫人々の記憶に残っていく。今後世界中の批難を耐えていく中身が、彼には必要なのだろう。

雲ばかり

 

今日はとりたたて書くことなし。洗濯機がガタガタ回って、先程終了音のピーッが鳴る。床が冷たく足が寒い。その指がしもやけ。

二点の発展的関係を考える



昨日の大平さんの楕円の哲学を考える。それは二点の関係に関する考え方といえる。「私」と「他」でも、「敵」と「味方」などなんでもあてはめられる。「円の哲学」があるとすれば、それは中心が外周の点を従属させる、支配と被支配の考え方になぞらえると面白い。「楕円の哲学」は、二点の焦点のバランスをとる民主的な考え方としてみる。緊張する二点間の拮抗状態といってみてもよい。この緊張関係を保てば、2点のエリアはより発展的に充実した広がりを持つのではと思う、二点はやがて消滅するのなら、時間的経過で観察すれば、ドラ焼のような立体空間をつくる。それを歴史的生態物と見立ててみる。また、楕円の各焦点を別の楕円と共有することによって、楕円が次々と連携していく。それは生きた個々からなるネットワークや社会の形成をイメージする。連携する楕円の集合体は、全体として調和するのだろうか。実際の宇宙のモデルにつながっていけば楽しいのに。

楕円の哲学

 

『大平正芳-「戦後保守」とは何か』福永文夫著(中公新書)を読む。1978年に首相になった保守本流ど真ん中の人。発言の「あーうー」を除けば、見事な文章になるという。農家出の苦労人で政界屈指のインテリ。上の文章は、哲学者・田辺元の「過去を捨象すると革命になり、未来を捨象すると反動になる」の言葉の引用に続く。大平の持論は、楕円の哲学。ABの対立物を二つの支点として調和した楕円をつくろうというもの。例えば、税金を取り立てる国と、しぼりとられる国民を対決させるのではなく、良いぐわいの落としどころを探し調和させる、というもの。その考え方は共感できる。安全保障では、非軍事的な要素、経済・教育・文化を高めて「攻め込む気のしない国」にするという方針。強力な野党の存在も、是としている。今、こんな人が与野党各一人ぐらいいてほしい。

本の薬を処方する医者を



心の健康に、本を処方してくれる医者がいたらいいなと思う。図書館で、そんなブースをつくってくけないかな。

カエルの学校



今年の自分の中の「流行語大賞」は、テレ朝『ドクターX』の「御意」。 西田敏行扮する外科統括部長の理不尽な命令に、部下の医師らが「御意(あなたのご命令に従います)」「御意」とカエルのようにとなえるのが面白かった。部下筆頭扮する遠藤憲一の表情に味わいあり。あのならず者の眼光とのギャップが、悲哀あふれる。いい役者だなぁ。とにかく個人が生き生きできる組織づくりは難しい。「ギョイキョイ」耐えるか、飛び出すか。

全世界よ、蝶になって飛んで行け

 

絵本ボブ・ジル/アラステア・リード作『ききゅうをろめんでんしゃに』を読む。「ぼく」の手の中にいるチョウを、「君」にあげるから、何か交換しよう。「ではウィッシュボーンという鳥の骨(持っていると願いがかなう)をあげよう」と、次々空想の中で物々交換をしていく。そのうち気球が出てきて、気球を路面電車に交換し、またライオンやら軍隊や星やらいろいろ交換してついには街に。街を今まで出てきた全ての物と交換して、手の中の蝶にもどってくる。「きみのチョウをみせて」と言うと、手から蝶は飛んでいく。「全世界」がヒラヒラと飛んでいく、ということになる素敵なラスト。絵本って自由でいいなぁ。

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