快眠の波

 

スーパーで、熱を逃がすというシーツを1980円で購入。思ったより効果あり。シーツの波模様が、まさに「波」となって、全身を涼やかに。

かくて街はどんよりした「気」にまみれ



ある焼肉屋チェーン店の裏。ダクトがにょっきり突き出て、夏の空に厨房の熱気を放っている。店の人に「こんなとこ描くな」と怒られそうだが、昔から裏の風景が好きだ。ゴチャゴチャ感があればなおさら魅入ってしまう。とにかく、暑い街をさらに暑くさせる犯人は、なにもこの店だけではない。マンションやビルに、海中のフジツボみたいにへばりついてる無数の室外機からも、熱風が盛大にブンブンと放出されている。かくて街を歩けば、室内のどんよりした「気」が体にベットリまとわりつき、地面にねじふせられそうな感覚に。

蚊の戦略に異議あり!

 

殺生はしたくないが、蚊だけは別だ。ヴゥーンと羽音がするなり、戦闘態勢になってしまう。なぜ蚊は吸い口をわざわざ痒くして、我々人間どもににくまれようとするのか。こちらの皮膚から血を吸う時、血が固まらない唾液を注入するそうが、それが痒さの元らしい。痒さを派生させないようにすれば、蚊自身もっと気楽に我々に近づけるはず。むしろこちらの免疫が痒くなるように反応してるのか。蚊はウイルスなど悪いものも運んでくるから。ところで蚊の度胸だけはいつも感心している。獲物のこちらは、彼らにとって雲をつくような怪物だからだ。たたこうと飛んでくる掌だって運動場の広さはあるだろう。だから蚊よ、何万年かけても痒みが生じない唾液を開発したまえ。あんたも人間どもも多少は仲良く暮らせるのではないか。


異色アイドルの名言



キンタロー。の芸から、最近AKB48のキャラクターを知るようになる。中でも指原莉乃は異色のアイドルだなぁと感心する。文春の記事で御法度の恋愛をスクープされ、博多のHKTに「左遷」。それがサラリーマンみたいだと共感を呼んで注目度が増し、例のAKB総選挙で15万票を獲得して1位。アイドルにしてはよくしゃべり、アドリブの切れは芸人級。頭の回転が恐ろしく速い二十歳の乙女。「私は野心満々」「アンチは怖くない」「全てをさらけ出せます」と発言しタフな心情を現す。上のコメントもその一つ。「キャラの強い芸人さんは消えやすい」という分析もできるので、変種のタレントとして息長く活躍しそう。自分はどこか芸人意識(デビューはまだだが)があるので、芸能人のパフォーマンス力、生き残りの戦術はとても勉強になる。

夏酒



練り消し体操2/新宿で友人たちと呑む。ビールの後の冷酒がうまい。何を食ったのか、あまり覚えてない。名古屋の味噌カツが出たっけ。そんな夏の夜を、練り消しで表現。

体操、始めっ!



練り消し体操1/ 絵を描くのに毎日お世話になる練り消し。自在に変形する消しゴムで、画用紙に描いた鉛筆の線や汚れをきれいにする。手持無沙汰な時は、つい手にしてこね回して遊ぶ。その時、結構面白い形になるが、変に生き物っぽく見えてしかたない。なんなら体操させてやれ、と思う。まずは、体を一回転、ググッと。

血の出ない手術ができるのか?



どこでもドアの考察5/どこにでも行けるのであれば、人の体内にも行けるだろう。だから、医療の役にも立つと考える。上のメスは患部を切り取るためで、体は切り裂かずにすむ。ただ疑問に思うのは、体内のものがドアのこちら側にあふれ出ないのだろうか。開けたドアの枠内は、異空間と異空間が押し合ってできる被膜みたいになっていて、互いに侵入できないことになっているのか。後者でないと、上の手術は成り立たない。

円形脱毛症広場

 

衆院選で選出され山本太郎。翌日、テレビやラジオに出ずっぱりなので驚いた。そのコメントを聞いて、たいした人だなと思った。彼が「メディアはスポンサーに配慮して、伝えるべきことを伝えてない。例えば福島の放射漏れや被爆者の実態は報じられてない…」とやり出すと、たちまちスタジオの空気が一変。キャスターやコメンテーターが「その発言は誤りだ」と声を震わせる。ナイーブな感じなので、かえって意外に感じた。報道の現場が「配慮」を認識してないわけないからだ。いや、自分の立場を突く異見は、誰でも反発するのはあたりまえか。心労による円形脱毛症を自己PRに転じる山本太郎はしたたかで、かつトリッキーでもある。癖もあってその主張の全部に賛同はしないが、一人自分の主張に体を張っている所は共感できる。少なくとも市民側の、国政に対するもやもや、イライラをしょっている。このタイプの政治家は、市民社会が守らないといけない。市民に立脚する政治家を増やすためにも。

泥棒ホイホイ


 
どこでもドアの考察4/ どこでもドアが泥棒の手に入れば、好き放題できる。銀行の金庫、個人宅、公的な重要機関など、思う所やすやす侵入できることになる。これでは世の秩序もあったものではない。ドラえもんがやって来た22世紀は、いったいどうなっているのだろう。子どもの頃、マンガがそのことに触れないのをもどかしく思っていた。一〜二世紀で人類全員が悪心から脱却できるはずもあるまい。きっと、どこでもドアに侵入されたくない空間は、コンピューターでブロックでき、警察の逮捕課に直通するように設定されているのだろう。…いや、そうなると警察側がすべてのプライベート&公的空間を支配下におけるのではないか。では単にブロックするだけなのか。でも、裏をかく奴はいて、ブロック解除の機能もやすやす手に入れてくるだろう…。妄想が生む難題に頭悩ませる天下泰平。

ねじねじが取れたよぉ〜

 

参院選で、自民、衆参過半数となり、ねじれ解消。これで長期保守政権の一人勝ちが続くことになる。共産党は躍進したが、野党は惨敗。たまたま終戦直後の歴史を読んでいて、昨日の結果と似ていることを知る。昭和23年の衆院選で、閣僚の疑獄事件が響いて、中道諸派は惨敗。民自党(後の自民党)圧勝で、共産党は飛躍的伸張。民自党は吉田内閣の元、GHQアメリカの意向に沿って日本経済を安定させる…。なんとなく現時点の自民党とだぶる。今の共産党は妙な存在。かつてのようにコミュニストとして国際連携してるわけでもない。志位委員長は党の方針を池上彰に「ヨーロッパ型社会民主主義的な方向を目指しているよう。党名を社会民主党にすれば」とつっこまれていた。当の社民党は今回1議席だけ。もう少し野党の数があってもよかった。

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