停電!

 

先日、朝起きたら停電。東京電力に電話すると、1時間もしないで工具を持った所員が家に。原因は、ブレーカーの、漏電すると降りて電気を止めるスイッチが壊れていたとのこと。ブレーカー自体が20年もので古いらしい。原発事故のあげく、電気料金値上げで世のひんしゅくを買っている東電。でも、電話対応も、現場の所員も、感じの良い人たちだった。対応も早い。ぬるま湯につかっていた上層部、組織の構造が壊れたブレーカーの如く、なのか。それを取り換えれば蘇る…と言いたいが。つかぬまの停電だったが、電気がなければ仕事にならず、連絡もできない状況にビビル。電気そのものに興味がわく。



着火

 

やらなければならないことが、たくさんある。でも、なかなか心のエンジンがかからない。春の憂鬱か。無理やりでも着火させなければ…。

雪割草、春

 

雪を割って顔を出す花。その花言葉は、優雅、高貴、忍耐、内緒。春が、始まっている。

自分流出

 

「お笑いコンビ・オセロの中島知子が、占い師にマインドコントロールされている」という話題は、妙に痛々しい。「自分」という存在が、いかに心細く頼りないものか、思い出させてくれるから。人は、自信喪失やストレスでひび割れて流出した「自分」の中身の空虚さを、何かで埋めたくなるものだ。その隙に付け込まれ、中島は最悪のものに「自分」を丸ごと乗っ取られてしまった。誰にでも起こりうることだ。今の世を生き抜くには、常に「自分」を確かな「自分」で充填しておかなくてはならない。だが、結構変なことである。付き合うのが面倒な「自分」を全面的に他者にゆだねてしまうのは、甘美な状態でもあるからだ。「自分」を持ちつつ、他者と関係し続ける、というのは、何か自覚的な覚悟が必要なのかもしれない。

ピザ人間の甘いささやき

 

私は、ピザなんかいらない。どんなに「旨味ぎっしり」だの、「具だくさん」だの甘言を弄しようが、いらんものはいらん。君は、脂っこい。すぐに冷えて固まる。うちにはオーブンなどない。しかもMサイズでも2千円以上もする。この値段で豚肉や野菜がどれだけ買えると思っているのだ。君は怒ったな。顔になったゾ。びどいもんだ。顔を洗って出直してきな! …と、呟きながら、ポストに投函された宅配ピザ屋のチラシを切り刻む。月末よ、早く来い。

近所の象さん

 

散歩してると、仏さんと坊さんと象さんが並んでる風景に。石屋のディスプレーの石像たちだ。象さんは眼光が不気味なほど鋭い。案外、普通の家の玄関前に飾れば、防犯になるかもしれない。でも毎日その前を通る度に、威圧感を感じでイヤだろな。…もっと身の回りの変なものを探そう。実に金のかからん趣味。

軽い虚脱感

 

淡淡とした色のみの胸中。込み入った線を描く河合工務店シリーズが、終った。今しばらくは、本来の「ぼんやり日記」の趣旨にそって、ぼんやりしてみる…。

愛犬ペルは、ずっと傍に

 

93/生前、ペルは本当に人気者だったという。街を歩けば、「可愛い、可愛い」と20〜30人は彼を囲んだとのこと。そして賢い。散歩すると、春子さんをひっ張って、河合工務店の現場まで案内。大切な場所であることを、ちゃんと知っているのだ。時に「仕事」を取ってきたこともある。先方は、ペルの顔を見て、「河合さんにフローリングをなおしてもらおう」と。2004年、河合家、街中の人に愛されつつ、ペルは逝った。今、大空を駆け巡りながら、河合工務店の仕事と地球を見守っていることだろう…。

 

時満ちて、新たな風が吹く

 

92/27歳の時、ある理由で挫折し、1年間仕事を抜けた。親戚の説得もあって復帰を決意。両親に対し、「一級建築士の資格を取りますから」と頭を下げた。働きながら学校に通い資格を取得。4年かかったが、学業は骨身に染み、生涯の友たちに出会えた。
 「父とは喧嘩ばかりですが、尊敬してます。全部1人で判断し、成功も失敗もひき受けましたから。その礎があって今の自分があります。でも私は父と違い、みんなと議論して事を進めます」。39歳の新社長は、歴代の「真心」を胸に、歩き出す。

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