ブラウンな顔の逃亡者

 

ブラウン4/今週の工場仕事2日目。一人が金具にプラチックの小片を挿入し、それを一人が圧縮機の型にはめてプラスチック部品を製造する作業。相方は本日初めてで、この作業にまったく慣れず、流れについていけない。自分も含め、最初は誰でもそうなる。3時間もすると、彼の顔がブラウン(土気色)になってることに気づく。昼食時、「この辺に食べる所ありますか?」と聞かれる。通常派遣社員は、工場内の会議室で持参のコンビニ弁当をつつく。お金を使いたくないからだ。ブラウン顔の相方は、外に出て、そのまま帰ってこなかった。定刻がずいぶんと過ぎ、「逃亡」の事実が確定すると、工員たちは、怒るというよりあきれる。「作業がよほど嫌だったんだろうな」「戻らない勇気がすごい」などと、妙に盛り上がる。相方は人の良さそうな工員となり、回りの工員仲間から「大変だねぇ」とさんざん冷やかされていた。ささやかな、ブラウンなドラマ…。

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