ブラウンな人工大地

 

ブラウン1/足立区の住宅街に住んでいるが、不思議と子供の姿を見ない。幼稚園や小中学校が近所にあるのに。ある平日の昼、駅前のショッピングモールに行って驚いた。いるわいるわは子供たち。それもこじゃれたかっこで、ホールのベンチや通路にたむろしている。幼い子のグループの前では、若い母親たちがおしゃべり。この人工空間が、遊び場、社交場になっている。真夏日でも冷房完備で涼しく、安全清潔で、しかも手ごろなレストランもあるからだろう。ピカピカの床で、子供たちがケンケン遊びを始める。今の子供の「土」は、ブラウンのタイルになってしまったのかも、と感慨にふける。街を見渡すと、地面は荒川の土手ぐらい。

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