知識の「かかし」

 

ツァラトゥストラ7/教養ある現代人は、ツァラトゥストラから見れば、過去の記号や文字を塗りたくった「かかし」だとのこと。情報社会の中で、ただ知識をゴダゴタと身につけているからだろう。これは詰め込み型の学校教育の成果かもしれない。無味乾燥な知識は、頭に砂をため込んだように思考力や感性をかえってダメにする。その量を誇って威張る人はおめでたい。知識は、日々の疑問や好奇心から発してたぐりよせてこそ、血肉になり、生きる糧になると思う。役に立つ知識も大事だが、心の糧になる知識の方が重要だ。ナチの強制収容所で生き延びたのは、過酷な状況下で長編の叙事詩をそらんじたような、知識の泉を胸に秘めていた人たちだった。

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