風にあらがう石

 

彫刻の道3/作品名は「石の風」、作者は堀内健二。「太古の風」が「石を撃ち 塵を払い 新たな生命を呼び覚ます」と、そのイメージをプレートでうたう。しかし、ウェーブする石肌のブロックはむしろ重量感のある壁で、風を切り裂くよう。コンクリートの塊である後ろの団地と、どこかだぶって見える。人工物は、なんだかんだいっても自然にあらがっている。と、いっても勝利するのは結局風だろう。永劫の時をたっぷりかけて、風は、この彫刻の石も団地も、地球も世界も、すべて塵にして虚空に吹き飛ばしてしまうだろう。そんな感慨にさそったのだから、この彫刻の意図は成功しているのか…。

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