感情の楽器とは、顔

 

アラーキーの顔たち9/シャイな感じ。好意ととまどいが混じる複雑な表情。だから描きにくい。喫茶店店員・奥由起子さん25歳は、アラーキーの作品に憧れて逢いにきた、と撮影現場で言う。するとアラーキー、あんたペシャンコな顔って言われるでしょ?と身も蓋もない。そのペシャンコの顔に陰影をつけようと、失礼なコメントをぶつけたのか。この人、大竹しのぶに似ている。込み入った感情は、のっぺりした顔の方が表現しやすいのかもしれない。ところでマリリン・モンローの顔は、スクリーンのどアップでより迫力を増す。眉毛の微妙な動きで細やかな感情を発して、観客を虜に。顔とは、心の揺らぎを奏でる楽器かもしれない。

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