街中の悠久時間

 

駅への道程8/地主さんの家だろうか。柵には、「地震などの災害の際は、中央公園へ避難を」という町内会のお知らせが貼ってある。ここを通る時、思わず見上げるのは、歩道にも張り出した大木。湿った森の香りがする。真横の道路から発する車の排気ガスも寄せ付けない。樹齢100年以上はあるのか。この木の目で眺めれば、前をとぼとぼ歩く人間、いや街自体が早回しの映像のように見えるかもしれない。忙しく奇妙な形に変転しては、どこかに消えていく濁流のような…。

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