心炎2

 

島田裕巳著の

『オウム―なぜ宗教はテロリズムを生んだか』を

読みふける。

当時の若い信者と自分が、心理的に相当近いと感じる。

 

19歳のとき、街頭で、

別の新興宗教のサークルに誘われ、

一度合宿に参加したことがある。

ハルマゲドンをえらく強調し、

「信者でなければ救われない」と説くので、

それ以外の人は切り捨てるのかと強い違和感を持った。

また、「神は、『悪』も生み出したのではないか」と

講師に質問すると、

「ひねくれた考え方だ」と断定され、腹が立った。

考える幅が狭いというか、硬直していると感じる。

以降、宗教団体には絶対かかわらないと誓ったが、

それが今に至るまで免疫となっている。

 

しかし、オウム信者の、現世否定の気分や

社会組織に懐疑的な感覚は、自分とほぼ同一といっていい。

解脱を目指す修行コースも挑戦し、

「悟り」感覚を体験してみたい好奇心もわく。

「自己探求」「自分探し」の欲望は確かにある。

ただ、仮に入団していたとしたら

自分はリンチやテロまで参加したのかどうか。

一線を超えるかいなかも、まさに紙一重である気がする。

この思考実験は、何度もやってみる必要がある。


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