のほほん道長

平安時代の歴史を読んでいるが、

平安貴族にはなかなか感情移入できない。

この時代の最大ラッキーボーイは、藤原道長だ。

三代の天皇の外祖父として、摂政を牛耳り、

権力をほしいままにした。

 

貴族貴公子の熱烈な関心事は、

いかに天皇と親戚になるかだ。

娘を後宮に送り込み、天皇に男児を生ませ、

あらゆる手管、駆け引きで、

男児を次の天皇にしたてあげれば、

権力の頂点に立てる。

天皇にしてみれば、彼は母方の爺さんという親戚筋になり、

時の権力者は心安い存在だ。

 

当時の貴族のやる政治は、今の政治ではない。

民から財を巻き上げる一方で、

仕事といえば、奇妙で煩瑣な儀式のオンパレード。

その合間は、歌会か宴会、恋愛ゲームに熱中するだけ。

実質の行政は、みんな下っ端にやらせる。

貴族は中央のマツリゴトにだけ関心があって、

地方に何が起ころうが目もくれない。

 

これでは世も末かと思いきや、

案外に平安の300百年は

凄惨な戦さもなく、いたって平和なのである。

権力者はなまじ有能であるより、

ボンクラがよいのかもしれない。

平安貴族は、日本文化の核をつくりもしたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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