闘って勝ち取るイノチ

文京区民センターにて友人と
「憲法を考える映画の会」に参加。
アメリカ人監督パメラ・ヤテスのドキュメンタリー映画、
『グラニート 独裁者を追い詰めろ!』
『500年 権力者を裁くのは誰か』の2本を見る。
南米の小国グアテマラの国民が、
1980年代に虐殺のかぎりをつくした独裁者を
裁判にかけて有罪する過程を追う。
虐げられた側のインディオや市民が銃をとって立ち上がり、
権力者を追い詰めていく歴史的光景が
ドキュメンタリーとして移されているから圧巻だ。
スペインの侵略から500年後の偉業なのだ。
しかもヤテス監督が若き日に撮影した独裁者やその行動が、
裁判資料として使われることも描かれている。
映画は、グアテマラの歴史に織り込まれて、
ダイナミックにうねる。
独裁者は有罪となり、監獄へ放り込まれた。
しかし、権力者や大資本側は、依然として市民を苦しめる。
山の民インディオを追い出して、ダムをつくり
鉱山を開発しようとする。
一度権力を打倒した市民は粘り強い。
銃をスマホに持ち替え、独自のメディアを立ち上げ、
デモを組織し、権力側の事業に抵抗。
「闘う」ことは、まさにお家芸だ。
そのリーダーたちには若い女性もいる。
みんな命がけで、活動しているので、
腹が座っている。
市民は、自由、平等、権利をつかみとるのに、
血をたぎらせ、戦いと死を辞さない。
家族を非道に殺された怒りが、
その芯にメラメラ燃えている。
この闘い精神は、自分を含む日本の庶民にはないものだ。
グアテマラの市民の方が遥か先進的なデモクラットに
思えてくる。
一方、この猛々しさについていけないものも感じなくはない。
グアテマラの国旗について調べてみたら、
旗の中央はなんと交差する銃で、
戦いによって得た勝利のオリーブがそれを囲んでいる。
血みどろ戦いによる精神の独立は、
この国の人の骨がらみの伝統なわけだ。
ただ、政治がここまで混迷する原因は、
アメリカにあると、トークシェアで識者が言っていた。
自国に都合の良い政権を思うままに支援してきた。
市民を虐殺する政権であっても。
世界における覇権国アメリカの毒を、
日本のメディアは本当に指摘しない。
市民発の独立メディアが、
本当に必要となる時代であり、
それがどんどん誕生していくのだろう。

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