骨のある人の話

 

6月21日、友人に誘われ、本郷文化フォーラムにて、

講談師・神田香織とジャーナリスト・藍原寛子の対談を聞く。

テーマは、「東電裁判から見えてきた福島の現状と隠された真実」。

神田さんは東日本大震災で被災地のいわき市を故郷に持ち、

震災以降、被災地を題材とした創作講談を発表し続けている。

今回の対談企画は、神田さんが、やはりいわき市出身の

ジャーナリスト・藍原さんを呼んだ形となる。

 

藍原さんは、フリーランスになって間もなく

東日本大震災で被災して以降、この震災、また復興について

追っかけている。

そのうちの一つ話題である

東電裁判の内実はひどいものである。

 

東電裁判は、被災者が東電を訴えたもの。

被災者は、被災地のある地方裁判所での裁判を訴えたが、

どうも国の圧力で東京裁判で行われることになったという。

原告である被災者は、裁判のたびに往復1万5000円の交通費と

宿泊費が必要となる。後半は20回を超え、相当な負担となる。

また裁判当日、傍聴席に座るまで、

セクハラまがいの身体検査が行われる。

女性は胸の間までさぐられるという。

また、震災関連の裁判が複数、間を置かず、また同日に

まさに殺人的スケジュールで行われる。

これでは、裁判に関心を持つ人(被災者、ジャーナリスト)は、

十分に裁判を傍聴することはできない。

妨害的行為は実に露骨である。

また、藍原さんは、大手マスコミの役員が、

国の関係者と飲食を共にすることをよく目にするという。

裁判が明らかにしていく東電の実態は、

あまりよく世の中に伝わらないはずである。

 

そうした話に、神田さんは、講談の演目にある

明治維新が東北を抑圧した構造を思い出す。

今もこの国は民主的ではない。

 

 

 

 

 


スポンサーサイト


コメント
コメントする








   

このサイト内を検索

sponsored links

携帯ページ

qrcode