セシウムはぐるぐる回る

 

『福島 生きものの記録』1/

 

昨日、友人と岩崎雅典監督のドキュメンタリー映画

『福島 生きものの記録』5本を見る。

水道橋YMCAアジア青少年センターで

一挙上映していたもの。

シンポジウムを入れて、朝10時から夜9時まで

ぶっ通しだったので相当に疲れたが、

見通せて達成感があった。

 

映画は、2011年から2016年にかけて、

被災地の福島で人が戻れない地域に生きる生き物を

姿を定点観測で追ったものだ。

コイ、ネズミ、ツバメ、イボニシ、サルを研究する

各生物学者たちが、地道に、生き物の状況を

調べていく。

 

その全体をおおざっぱに言えば、こうなる。

生き物の総数は、原発事故以後、

がくんと減った。現在、その数が多少回復するにすぎない。

ウシ、燕に、白い斑点ができる、

タンポポの茎が太くなるなど生体に異常が現れている。

汚染物質のセシウムは、

雨や植物から土に入り溜まり続けており、

生き物は汚染され続けている。

セシウムは減らずに生態系を

ぐるぐる回っているにすぎない。

これらのことは生物学者たちが、

被災地の野山を歩いてサンプルをとり、

研究室にこもり地道な作業で作成したデータに基づく。

 

そもそも福島の原発事故で、

広島原爆の168倍の放射能が、まき散らされた。

除染されているところはほんの一部で、

広大な森などは実はまったく手付かず。

 

座談会で、映画に登場した生物学者や研究者が

言うことをまとめれば、

問題の所在は明らかになりつつあるが、

その研究成果をメディアが伝えず、

一般社会に知られていないということ。

また、牛や燕などの異常の原因を

再現実験などで突き止める段階にあるが、

国は予算をつけず先に進めないこと。

 

震災後7年を経て

状況がより深刻化、カオス化しているのではないかと

思ってしまったのは…。

 

長くなるので、続きは明日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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