誰も止められない暴行



川上未映子著「ヘヴン」Α申子のターゲットはコジマである。その残酷さは男子と変わらない。 男子のいじめられっ子である「僕」は、そんなコジマを無力に見守るしかない。そして、この暴行を止めるものは誰もいない。もし「止めろ」と言えば、今度はその勇者がターゲットになるだろうから。今も日本の学校に偏在するいじめ社会とは何なのか。形成要因は何か。そんな問いを発する間もなく、いじめ社会の真っただ中に生きる「僕」とコジマは、ただひたすら暴力に甘んじる。はがゆい。

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