おもねる者、おもねられる者



川上未映子「ヘヴン」/学校という閉鎖空間の中で、力の差が、ヒエラルキーを、おもねる者とおもねられる者を生む。教師も二ノ宮には一目置く。女子がスター扱いもし、クラスでの地位は絶大。彼の指示で、いじめの実働部隊が動く。だが、百瀬のほうが興味深いキャラクターだ。彼は唯一二ノ宮と対等でいながら、指示すらしない。いじめの背後にいて、何らかの影響を与えている。そして、このグループに絶対なくてはならない存在、それが「僕」という「いけにえ」である。

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