脳と意識の関係
哲学者ベルクソンの本を読み急ぐ。
すごいこと言ってる。
現代科学は、意識の働きは、脳を解明すれば分かるという立場。
しかしベルグソンは、意識は、脳と別次元に存在すると主張する。
意識=記憶は別に存在していて、
脳はそれを表に表す器官にすぎない。
意識は脳をはみ出てひろがっているという。
その関係をハンガー(脳)と服(意識)に例え、
意識は脳にひっかけられてた別ものとする。
その論拠は、失語症の研究からだが、まだ読んでいない。
ベルクソンは、意識の流れを「純粋持続」と呼んでいる。
意識のエネルギー体のようなものを
思い浮かべてみる。
物質と命の関係が理解できるかもしれない。
今読んでいる箇所は、ベルクソンの主著である
「道徳と宗教の二つの源泉」の前振りの論文だ。
純粋持続のことが、道徳と宗教にどうつながっていくのか
早く知りたい。