なにがワンダだ

 

電車車両の吊り広告全部が、

缶コーヒー「ワンダ」だった。

たけしを真ん中に、人気芸人と美女が登場し、

真ん中にでかでか「100万円」が当たるのコピー。

 

缶コーヒーは働く男子がターゲットだから、

この「100万円」当たるは、

こちらの胸にもグサグサとくる。

 

「100本買ったら、当たるかもしれない…」。

こんな胸算用を一瞬でも頭によぎらせたら、

もう広告の餌食にひっかかったことになる。

 

ワンダはきっと売上を何万本、いや何百万本と

伸ばすだろう。

大資本がやる売上戦略は、実にえげつない。

 

自動販売機の前を通り過ぎるたびに、

「100本買ったら…」の呪文が…。

いまいましいかぎりである。


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