縄文展、えらく人気だった
8月末の夕方に、東京国立博物館で開催していた
『縄文 1万年の美の鼓動』を見に行く。
以前平日の昼に行ったが、500mはあろうかという行列に
げんなりしてそのまま帰った。
えらい人気である。
今、縄文ブームなのだろうか。
だから今回、二度目のチャレンジである。
平日の夕方なので列はつくらず入れたが、
館内がごったがえしていて、ろくすっぽ見れなかった。
人込みの隙間に一瞬開いた展示ブースに割り込めたものを
つまみぐいする形で眺めたのみ。
縄文の土器の代表的なものが勢ぞろいしている企画のよう。
画集で見たやつが何個もあった。
縄文土偶はなかなか肉感的である。
男像の土偶なんて、汗臭さがただよってきそうだ。
髪型がキュートな縄文乙女なんかは、終始人だかり。
女像の土偶はみんなお腹がぽってり。
それを見たおばさんたちが、
「妊娠してるみたいね」と言っていたが、
その素人の直観も案外当たっている気がする。
妊婦に、畏怖のようなもの、
パワーを感じていたはずだ。
縄文時代には文字がない。
しかし歴史があることは確かだ。
どんなドラマがあったのだろう。
普段は絶対買わない展示品の写真集を購入。
この本の模写で、1年は遊べそうである。