歯医者に通うことにしました

 

今、自然素材の健康な家づくりに取り組む河合工務店を取材で追っかけている。その建て主さんの一組み宮田さんご夫婦のご自宅兼歯科医院を訪問。その際、画期的な歯科医療についてうかがう。虫歯や歯周病は完治できると。通常の歯科医は、虫歯は引っこ抜き、歯周病については、実は治せない。歯の修理工であって、病を治す医師ではないとのこと。その話に興味を持ち、先日、宮田さんに改めて歯を見てもらった。自分の歯茎は、みごとに初期段階の歯周病だった。治療を決め、その過程をルポすることにした。カウンセリングを重視する治療スタイルが新鮮です。カテゴリーは「歯治療ルポ」。実際は歯周病治療ですが。

世の歯医師は「修理屋」

 

歯治療1/「なんでいきなり歯?」と、思われた人も多いかも。このシリーズの発端は、宮田ご夫婦から上の話を聞いたとき。世の当たり前とされている「歯科医療」って変だなぁと。「虫歯は抜くもので、直るものではない」という常識はどうも違うらしい。これは結構すごいことではっ!と、鼻息が荒くなる。ご夫婦が実践される「歯科医療」を体験しつつ、それをこの絵ルポで説明してみよう。今後、散発的な連載に。※「デンティスト(dentist)」とは英語で「歯科医師」。「医療する人」といった意味はまったく持たない。大道香具師の一種である「歯抜き」がその起源。

歯よ、生か死か、それが問題だ

 

歯治療2/少し単純化した。「虫歯」は歯周病を含む「歯の病気」、「歯を殺す」というのは歯自体や神経を抜いたりして本来の歯でなくなってしまうこと、としたい。ただ宮田医師は、「直す」と「治す」の両方が自分たちの仕事だとする。しかし世の歯医者は、「直す」視点しかもたない、その発想すらないと。この考え方は、宮田医師の恩師、近代口腔科学研究所の飯塚哲夫氏にならったもの。「直す」方が技術的に容易で儲かる歯科業界にあって、「治す」派は圧倒的少数。患者にとっては「治す」の方がはるかにいいはず。医療とは何ぞや、の根深き話がチラチラと見えてくる。

顎骨に鉄のクサビは痛かろう

 

歯治療ルポ3/宮田医師より、師事する飯塚博士のインプラント批判を興味深く聞く。骨に穴をあけ、鉄を埋めるのだから、それがクサビとなって負荷がかかり続けば、骨には相当よくない、というのはイメージしやすかった。驚いたのが、そんな過酷な人工歯が6〜7年しか持たないと、インプラント推奨側の医師が言っていることだ(『歯科受診の常識』飯塚哲夫著より)。でも、ネットを見ればインプラント治療の花盛り。儲かる商品なら、不の側面は隠すのが世の習い。これって、水俣や原発問題と同じ話に思えてくる。

森の中で口をあける

 

歯治療4/院内は国産の無垢材を使用した空間。診察台に座り、天井を見ると木なのが落ち着く。薬くささや、病院によくある白くピカピカした感じがしない。宮田医師夫婦が、理想とする木の医院をと、執念の4年かけてそれを実現するつくり手を探したという。白羽の矢が当たったのは、東京中野区の河合工務店、設計者は品川区の辻垣建築設計事務所。木の心地よさで、診察台の上で眠る患者さんもいるとか。

ショッキングな口の中身

 

歯治療5/宮田医師の診療法に共感し、体験したいと思っただけで、歯が痛いわけでもない。しかし、診察してもらうと見事に歯周病だった。歯茎は薄紫でぶよぶよとし、針でつつかれるとすぐ血がにじんだ。舌がうごめき、自分の知らない歯のでこぼこが実に不気味だった。普段歯どころか、ロクに顔も見ないので、鏡に映る髭のそり残しがみっともないとも思った。歯の洗浄では、痛みで全身が真っ赤になったよう。実は診察自体も慣れてない。力んでどっと疲れた後、ふいに横にきたお子さんと目が合う。治療風景を見ていたようだが、この年頃から医療現場に親しんでいるとは…と感心する。

歯茎前線、異常なし!

 

歯治療6/レントゲンで自分の体の内部を見るのは奇妙な感覚。宮田医師が、歯の状態を丁寧に教えてくれる。大事なのは歯茎のラインだ。歯茎の肉は通常1ミリほどしかなく、その下はすぐ顎骨。歯周病がひどくなると、このラインが下にさがり、歯が浮いてぐらぐらすることになるそうだ。一端骨が減ると元に戻らないとのこと。今のところ、私の歯周病は初期で、骨には異常はないよう。また、「親知らずって、まだ残ってたのか」と、今更ながら驚く。

戦う前に、敵を知る

 

歯治療ルポ7/歯周病とは、字の通り、歯の周りの病気。悪さをするのは、歯周病菌と歯垢だ。歯垢は食べカスではなく、細菌とそいつが吐き出したもの。歯垢が固まった歯に張りついたものを歯石。これらの菌たちによって、歯肉や歯槽骨が炎症し、グスグスにとける。歯と歯肉の間に、ポケット状の隙間ができたら問題。4ミリの隙間が空くとヤバイとのこと。日々、憎っくき菌どもを繁殖させず、取り除くのが、つまり歯磨きです!

まず、クリンクリン!

 

歯治療8/日々の歯垢を確実に取り除く、歯の磨き方こそ、歯治療の基礎。 屮蹇璽螢鵐伊 廖↓◆屬弔辰海澆澆き」、「溝みがき」の3磨きで1セット。全部丁寧にやると約20分かかる。今後3回に分けて説明しよう。 屮蹇璽螢鵐伊 廚麓分の中では「箒みがき」。↓の前の、軽いはき掃除のイメージだ。歯茎から磨くのが大事。見苦しいので描かなかったが、一回目では歯ブラシが血に染まってしまった。奥歯の裏側でもブラシを平行にクリンクリンするのが難しい。歯磨き粉は本来いらないそうだが!つけると飽きずに磨け、爽快感があるので、私はつけます。

隙間へ、槍をヤーッ!

 

歯治療ルポ9/歯の間の歯垢を取り除くことが重要です。糸楊枝などもありますが、歯ブラシでも可能です。ブラシを歯に押し付け、ゴニョゴニョ動かすと、数本の繊維が隙間に入ります。それを上下に小刻みに動かすと、きれいさっぱりになります。槍を垂直に「ヤーッ!」とつっこませるイメージを浮かべるとよいでしょう。もちろん、歯の裏からもつっこんでください。できれば朝昼の2回は、この◆屬弔辰海澆澆き」と 屮蹇璽螢鵐伊 廚鬟札奪箸嚢圓Δ海箸鬚ススメします。最初のうちは手間取って、周囲が唾だらけになりますが、気にしないことが肝要です。

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