スペードのAみたいな人

 

トランプさんが就任した記念に、

記録しておこう。

 

不動産王のビジネスマンで

稀代の駆け引き屋であった人が、

「トランプ」という名であるのが面白い。

勝手なイメージだが、この人がなんとなく

「スペードA」に見えてしまう。

トランプ占いで調べると、

恋愛問題に関係するとともに、

下手な投機や悪友によって起こるトラブルへの

警告を意味しているとのこと。

 

先日、ツイッターで、トヨタ自動車が

メキシコで工場を建設したら

アメリカに輸出した車に

関税を30%かかけるぞと恫喝。

するとトヨタは、

アメリカ工場の雇用をよくするとか、

トランプさんをなだめていた。

でも、この行動、結局彼の脅しに

リアクションしてしまってる。

日本を代表する輸出企業トヨタの狙いうちで

日本企業の態度をズラリ従わせる効果が

あったのかもしれない。

 

もうこれだけでも、

トランプさんの発信力、話題提供力は

すごいものだと分かる。

彼のネタをあつめて

『トランプ新聞』を作り

キオスクやコンビニに置けば、

相当売れるのではないかと。

 

 

 


広告業界は、下請けの働き方を考えてる?

 

昨年、電通の若い女性社員が、

激務による過労で心を病み

自殺したことがニュースになった。

 

それで思い出したのが、20年前、

自分が広告制作会社に勤めて間もない頃だ。

「デザイナーの修行してこい」と、

大阪事務所から東京事務所の

マンションに一週間放り込まれた。

 

一日中、仕事をして、深夜にまで作業が及ぶ。

風呂はマンション内の浴室を使うので、

買い出しに行くほか、ほとんど外には出ない。

夜は寝袋で、ころがってスタッフと雑魚寝する。

当時アシスタントで、むしろ先輩の邪魔を

するぐらいで、たいして役にもたたない。

だが、ずっと密室空間で仕事をするのは

恐ろしく辛かった。

 

驚いたのは、大手代理店の人が、

深夜3時に打ち合わせに来たこと。

表情も普通で、さも当たり前な感じ。

その時、広告界はクレイジーだなと思った。

後から考えれば、

下請けの会社に徹夜を命じて、

自分は寝ている代理店社員よりは、

よほど良心的な人たちであったといえるわけだが。

 

その広告制作会社を2年でやめて、

現在の広告界の動向はよく知らない。

今、電通の社内の働き方が問題にされているが、

この大企業の膨大な急ぎ仕事を日々こなしている

下請け会社の働き方も、

きっと過酷なばすだと予想できる。

いや、よりひどいのではないか。

実態調査、すべきだと思う。

 

 


不気味な不思議

 

指圧ボールを握っていると、

「なんで手は動くのか?」と思い始める。

 

「動かしたいな」と感じただけで、

細かな動きを滑らかにしている。

肉と骨の中の神経がピカピカ光りながら、

瞬時に制御しているわけだ。

歯車などなどいった固形のものではなく、

ゆらゆらグネグネする有機体が、

やっていることなのだ。

機動力は「命」ということになる。

 

この奇妙な実感を、

少しでも思い出すと、

どうも落ち着かなくなる。

といっても、お酒を飲んだ時などの

酩酊状態に一瞬訪れるだけなので、

ふだんは圧倒的な日常感覚で、

意識することはない。

だから、いい。

 

人生の始まり時点にいる赤ん坊は、

よく日がな一日、

自分の手をにぎったり、むすんだりして、

眺めているそうだ。

自分が思うだけで動く「手」が

どうも気になってしかたないらしい。

 

考えてみれば、

自分の体、思考、それを持続させる命というものは、

不思議で、不気味でしかたない。

 

 


「適当男」が演じる精妙な笑劇

 

思考力が無くなる就寝の前、

ユーチューブで、

お笑い芸人・ザキヤマのコントをよく見るように。

 

とても完成度が高い。

そのお笑いのパターンは、

人間の心理をよく衝いている。

 

真面目で厳粛な雰囲気を、緊迫したドラマで

高めるだけ高めて、

ふっと、ザキヤマのふざけた相貌を持ってくる。

一瞬の緩和、

おふざけの火は、

緊迫した心理エネルギーに引火して、

爆笑の大爆発を起こす。

 

このエネルギーの高め方は、

正確・精妙に行わなければならず、

一流の演技力と狂気に満ちた創意が必要だ。

ザキヤマは、ふざけたお笑いの適当男と

見なされがちだが、とんでもないのである。

その外見も当然演技であり、

中身はきっと物静かな芸術家肌の人格であろう。

人品卑しからぬ、繊細な知性が、

眉間と目元に涼やかに表れている。

 

さて、今一度、下のアドレスにクリックし、

彼のコントを見ていただきたい。

 

https://www.youtube.com/watch?v=c6cLI-WtlNE&t=1

 


22年目

 

 

阪神・淡路大震災から22年目の1.17。

12年前、雑誌の仕事で、

被災地を歩いたことがある。

 

特に被害の大きかった長田区が印象的だった。

とある公園の木の半分の樹皮がない。

震災時発生した大火を防ぎ止めた跡だという。

その反対側に、避難した人たちの群があったのだ。

当時、被災10年目にして、

木のやけどは生々しく癒えていなかったが、

今の様子は分からない。

 

阪神・淡路大震災の

被災地の人々のネットワークは、

新潟、東日本、熊本の被災地の人々のつながりへと

広がっている。

 

それは、災害国に生きる我々の

社会づくりの礎に。

 

 


 

安物のパイプ椅子の座面のビニールが、

パリリッと破けた。

 

かつて不注意で開けた穴が、

ワッと広がったのだ。

乾燥した空気が表面をより薄くし、

もろくなったところに、

手を触れたのがきっかけとなり

カタストロフィーが生じた。

 

裂け目が「流れ星」のようで、

なかなかいい形をしている。

「大福」の印と、

強引に思い込む。

 

 


短気

 

また、クレラップを最後まで使えなかった。

 

この薄い薄いビニールシートは、

うっかり破いて筒の半分だけむいてしまうと、

取り残された半分が取れなくなってしまう。

イライラと向ける方をむいてしまうと、

よりどツボに。

むけない半分がより重なって

ますますむけなくなるからだ。

 

それで、むけないところを包丁で切ってやれと

スーッと縦に切り込みをいれようとしても、

なんと強靭なビニールは鋭利な刃を

はじき返してしまう。

 

「このやろう!」となって、

まるごとごみ袋に入れるはめに。

 

クレラップを使い切るには細心の注意、

繊細な心遣いが必要なのだ。

あなたは、使い切れていますか?

 

 


スッキリ…

 

正月明け早々、丸3日かけて部屋を掃除する。

 

いらない本を、ダンボール3箱につめて処分。

1箱は実家に送り、2箱は図書館に寄贈する。

古い布団4枚を有料粗大ごみに出し、

衣類の半分は裂いて雑巾に。

細かい小物やがらくたも一緒くたにゴミ箱へ。

壊れた折り畳みベッドとパソコンは業者に

引き取ってもらう。

かび臭いクローゼット内を磨き、

埃のたまった本箱を隅々まで拭く。

ひょっと出てきた古い手紙の束や、

20代の頃の写真も、ざっくり捨てる。

 

ゴミ袋10袋も20袋もゴミ置き場に出し、

管理人のおばさんから

「引っ越しですか?」と聞かれる。

 

ガランとした部屋になる。

胸の奥から、ふーっと深い息が漏れる。

スッキリした…。


御堂筋彫刻を肌色に

 

大阪日記5/

 

御堂筋、心斎橋から淀屋橋の沿道に、

名作彫刻が、29体も展示されている。

ジョルジオ・キリコやらロダンやらボデロやら、

結構お金がかかってそうなやつが、野ざらしに。

大阪市が企画し、各々有名企業が寄贈したものだ。

 

企業ビルが居並ぶビジネス街だからか、

足を止めて彫刻に見入る人は、いつもいない。

正月でもいない。

実にもったいない。

 

せっかくなら大阪らしく、ド派手に演出し、

存在をアピールすればよいのにと思う。

彫刻といえば決まって鉛色なのだが、

人体の肌色をきれいに塗り上げればどうかと。

 

佐藤忠良作「レイ」の少女像なんか、

清楚かつドキッとする「ヌード」作品になるだろう。

 

一級の作品は、色を塗ったぐらいで

変なものにならないどころか、

塗り具合いでその研ぎ澄まされた造形を

もっと強烈に輝かせるはず。

 

こんなことを思うのも、

インドの街角で見たガネーシュ神像や、

メキシコのマリア像なんかが目の覚める原色で、

「ああ、強烈…」と思ったからだ。

 

雨には強いが、吹けばすぐとれる塗料で

御堂筋彫刻を塗りたっくてみませんか?

大阪市さん。

 

 

 


どないやっ!

 

大阪日記4/

 

正月、道頓堀を歩く。

学生時代、バイトしていた映画館・SY角座はもうない。

メガホン持って、『男はつらいよ』の呼び込みを、

通りでやったことが懐かしい。

 

その斜め前に、元禄寿司の店が建つ。

看板が、ド派手だ。

巨大な手に巨大なマグロの立体模型。

見上げる方は、小人になった気分に。

ギャル曽根でも、こんなでかいものは食えまい。

まさに食い倒れ。

 

ああ、それにしても、

この「どないやっ!」感は、

大阪やなぁ…。


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