たこ焼き的真理

 

中身がトロッ、外はサクッの

たこ焼きをつくろうと、日々、悪銭苦闘している。

 

たこ焼きひっくり返し棒を両手に持つと、

妙に興奮して、やたら作成中のたこ焼をつついてしまう。

動画で見たたこ焼き屋のように、

クルリクルリとやりたく思うからだ。

 

なにせ家庭用の電熱器で熱するので

温度がいまいち上がらず、なかなか固まらない。

そこで中途半端にかたまりかけるものを、

グチャグチャとこね回すだけになる。

すねと中身は均一的にかたまり、

トロッ感が失われていく。

 

7回も焼いてみて、ついに分かった。

練粉を鉄板に入れて20分はいじらない。

外がしっかり「皮」となって、90度ひっくり返す。

そこであとの練粉をぜんぶ流す。

たこ焼きの輪郭を、確実につくっていこうと待つ

忍耐こそ必要である。

 

さらに20分待つ。

ここで、ひっくり返せるものだけつつく。

 

さらに20分待つ。

この頃、全たこ焼きの皮が硬くなる。

つついてクルクル回せるのは、この時以降。

 

つまり、60分は、じっと待たねばならない!

 

たこ焼き的真理を体得する。

ものごとは、時が満ちるまで、待たねばならない。

満たぬまま手を入れるのは、愚行である。

それは「過干渉」という破壊行為にすぎない。

教育でも医療でも個々人の成長にも

言えること。


「フレデリック・ワイズマン」を見る

 

アテネ・フランセ文化センターにて、

フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー映画を見る。

『臨死』という病院もので、6時間もあるやつだ。

終末医療の現場で、医師、看護師、患者が繰り広げる

生のドラマ。

 

アメリカのインフォームド・コンセントは、

もっと契約的なドライなものかと思ったが、

そうではないことを知る。

患者、家族の気持ちにいかに配慮するかが、

常に医師・看護師側が心をくだいているからだ。

どの立場が力を持つかのパワーバランスも働く。

ようは一様でなく、ケースごと、かかわる人たちが

それそれ悩みながらやっていくという感じ。

 

ただ、病院側がいくら誠意をつくそうとも、

むしろつくすがゆえに、

残酷な面がインフォームド・コンセントにはある。

患者の生死の最期のところ、要のとこは、

患者や家族自身に「自分で決めてください」と言い放つことだ。

これは相当にきつい。

重病でふらふらになっている患者、

悲しみにくれる家族にこの問いは過酷である。

アメリカ人というか、西洋人というか、

個人主義の風土らしく、ここは執拗にやる。

 

この映画の面白いところは、

医師・看護師側のミーディングやなにげない会話を映し、

そうした医療側のジレンマやとまどいも

肉声としてきちんとおさえているところだ。

 

本当に良いドキュメンタリーとは、

問題のグレーの部分、ジレンマ、葛藤、二律背反、

アンチノミーを、そのままそっくり提示するものだと思う。

答えを考え見つけ出そうともがくのは、見る側であり、

その答えはその人の数だけある。

 

 

 

 


空漠

 

月日が流れる速さが、加速している。

自分の中に、「歴史」が降り積もっていかない。

 

 

 


春、なのね

 

寒さ、ぬるむ。

春なのに…とため息つくネタもなく、

いつのまにか、また、春なのね。

 

 

 


たこ焼き研究3で得た教訓2つ

 

中身がトロッになるかと想定し、

20個分のたこ焼き粉を、

通常100gの半分の50gにして焼く。

 

見事に固まらず、もんじゃ焼き状態に。

 

教訓1。物資が貧しければ、出来損なう。

教訓2。不利な条件は、思いがけぬものを生み出す。

 

 


仕上げ磨きは、いつからするか?

 

はみがきあ~ん通信、第6号。

木村助産院での講座の模様を報告。

 

https://www.facebook.com/hamigaki.aan/

 

 


たこ焼き研究2

 

連続5回、食事がたこ焼き続き。

だんだん形よく焼けるように。

少し胸が焼ける。

 

イラストで描き忘れたが、

20個のたこ焼きをつくるには、卵が一個。

そして水300ccに、通常はたこ焼き用の粉100g。

火力が弱く長時間焼くことを考慮にいれて

固まりにくくするため、粉を20g減らして80gに。

 

30分で丸くかたまり、

ラスト5分、ごま油をさっと鉄板に足し、

表面がカリカリになるように焼く。

表面は厚めの皮に仕上がったが、

油が多すぎて、食感はグジュグジュとねばつく感じに。

 

具の中身は、タコの値段が高いので、

天かす、さくらえび、ウインナーとした。

粉は、トロッとまではいかず、やや硬いぐらい。

 

が、まずまずの出来である。

次は、粉をあと20g減らして60gで試してみたい。

粉を、薄力粉、片栗粉に変えてみてもよいかもしれない。

 

こうして、たこやき研究は、延々と続く…。

 

 


たこ焼き研究

 

たこ焼き、なかなかうまく焼けない。

身が粘ってしまって、なかなか固まらないのだ。

原因は火力の弱さである。

 

理想の、表面カリッ、中トロッ、は、

かなりの強火をあぶるようにしないと

おそらくできない。

 

ポンコツたこ焼き機から鉄板を外して、

キッチンの電熱器に置くと

だいぶましなものができた。

ただ、それでも理想のカリトロは遠い。

 

材料の配分をこまかく調整していくと

できるかも、ついに計量カップを買う。

ついでに、マヨネーズを

5本の細い線状にしてふりかけられる

マヨネーズ入れも買う。

 

凝り出してしまってる。

これはいけない傾向だ。

 

 

 

 


たこ焼き機を買う!

 

確定申告での還付金が、意外に早く振り込まれた。

そこで、思い切って念願のたこ焼き機を買う。

3,200円で安かった。

 

喜び勇んで、早速焼いてみると少々がっかり。

プレートの電熱線の熱が弱く、なかなか焼けない。

前の2列は、さらに熱なく、40分たっても固まらない。

熱いところに移動するしかなし。

また、ボディのプラスチックが熱で変な匂いを発する。

 

…しかし、焼き上げれば、不出来ながらも

嬉しいものである。

パクつけば、それなりにうまい。

 

今後の対応。

たこ焼き機を使わず、

鉄板プレートを直接キッチンの電熱線の上に

のっけて焼いてみよう。

ガスならもっとうまくいくだろうが、

ないからしょうがない。

 


盲動

 

お昼に、自転車で5分の、築地の魚を扱う居酒屋の

ランチを食いに行く。

初めてのところで、メンチかつ定食、なかなか美味かった。

魚を扱う料理人だから、さすが調理が行き届いている。

 

あつあつのメンチかつをぱくついていると、

目の前の、ドジョウの群れが泳ぐ水槽に目が行く。

泳ぐといっても、何百匹のドジョウが、

同一方向にゴニョゴニョ寝そべっているだけ。

たまに一、二匹が、水面へ水を吸いにスルスル上へ。

 

そのうち、一匹、死んだのか、水面で手前で

動かなくなった。

下の集団のだれかが、助けにくるわけでもなし。

動かない一匹は、やがて底に沈み、

集団にまぎれてしまった。

 

この生き物たちには、もちろん「自我」なぞなく、

その集団のモゾモゾが、意識のない盲動に思えてくる。

すると、自分が今自覚している、自分の「自我」が

変に生々しく思えて、少し不気味になる。


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