爆裂前夜

 

国連総会でトランプ米大統領が、

北朝鮮の金正恩を「ロケツトマン」と揶揄したとき、

思わずその「絵」が浮かんでしまった。

 

トランプ大統領のコメントを心待ちにする自分がいる。

何が飛び出すか分からない期待感を抱かせてくれる。

粗暴だが、粗暴さに一貫性があり、

ある意味理解しやすい。

国連ではベネズエラなど反米国家を

名指しで批判したが、

批判された国の国民は当然憤慨する。

だかあからさまにすぎる批難だから、

批難された方は気持ち良く怒れる。

 

トランプ大統領の理不尽さは、

エンターテイメント性があり、陽性だ。

 

対する金正恩は、陰性だ。

ロケットマンと言われた彼は、

本気でトランプ大統領に激高している。

イエスマンしか周囲にいないから、

公の場の侮辱は相当にこたえるはずだ。

反対声明の反撃の言葉はトランプほどの機智がないが、

目にあふれる憎悪の光が怖い。

 

陽性トランプが

陰性金正恩と

変に核融合して、

目も当てられない大爆発を引き起こすかもしれない。

その後の惨状に

ユーモアにみちたことは何もない。

 

 

 


模索

 

スキンヘッド六人衆/3


初挑戦

 

スキンヘッド六人衆/2


疑念

 

スキンヘッド六人衆/1


「太る」ビジネス

 

反モードな広告/2

 

今、体の美の基準は細いことだ。

だから「痩せる」ことに関するビジネスは、

いつも大繁盛である。

 

しかし、「太りたい」という人も少数ながらもいるはずだ。

お相撲さんや、太った登場人物の役を受けてしまった

役者さんなど、その筆頭に思い浮かぶ。

 

ただ、太ることに憧れ、太ることが美しいと思う人だって

世の中にはきっといるはずだ。

「短期間で太る」「健康的に太る」「ツヤツヤと太る」と

いう技術を開発して売り出せば、一定の需要はあるかもしれない。

 

アフリカのある文化圏は、女性は太っている方がもてるという。

豊満な体は、「豊かさ」「色気」の象徴となるらしい。

そんなところで「太る」店を出せば、流行りそうな気もするが、

太るためには大量の脂肪なり物理的な何かが必要で、

コストがかさんで大変かもしれない。

 

ただ痩せる技術と同じだけの情熱を

太る技術に注ぎ込めば、

効率的な方法が見つかるかもしれない。

太るスイッチみたいな遺伝子があって、刺激すればぶわっと

体が膨張するとか。

 

布袋さんも大黒さんも太っている。

見るからに幸福そうだ。

太っている人は、周りに緊張感を与えない。

これは一つの固定観念かもしれない。

太る人ばかり登場するきつい愛憎劇をやれば、

なにかしら新鮮な見世物ができるだろうか。

 


重力場マンション

 

反モードな広告/1

 

電車に乗っていると、新築マンションの広告が

相変わらず目に付く。

決まって巨大な箱が、朝日か夕日にキラリ輝き、

そこでの生活がバラ色であることを謳っている。

 

今、人口減で、空き家率が10なん%もある時代に、

こうも新築を量産し続けていいのかなと疑問がわく。

また、こんな画一的なデザインの巨大な建物が

未だに建ちまくって街の景観をつまらなくしているのは

どうなのか。

 

そこでこのモード(流行)に異議を唱えるべく、

上のような独自性のあるマンションを提案しよう。

気鋭の建築家が一度は空想する、全室床斜め、

いやもっと過激に床ぐんにゃりの集合住宅はいかがであろう。

そのカーブは人間工学を駆使して計算されており、

歩いてよろけたとたん、ドスンと腰を落とせる位置に、

ソファーなり寝椅子なりが配置されている。

急ぎの時は、身を床に横たえ、ゴロゴロ転がればよい。

粘着テープ付のガウンを着て転がれば、

同時に掃除もできる。

 

マンション屋上には、どでかいアルミ製のボールが

輝いている。

これがとてつもない重力を発する星で、

周囲の時空間を捻じ曲げている、

という趣向の建築デザインだ。

 

マンション名は、「重力場」の英語読みをそのまんま

冠に載せて地名と並列し、

「グラビテーションプレイス足立」とした。

なんとなくかっこいい響き。

たいていのマンション名は、カタカナの羅列なので

ここはモードに従った。

 

駅から5分で、眺望の良し。

少々住みにくいが、人に自慢できる奇抜なデザイン!

 

どうです? 住みたくなるでしょう?

 

この原案を実現し、

新機軸を打ち出したいマンション業者の方、

ぜひお知らせください。

もっと強烈な提案をいたします。

共同開発しませんか?


寝付くまで

 

毎晩10時には床につくが、昨夜はどうも眠れない。

寝酒を飲んでも、なぜかすっかりさめてしまう。

近所のスーパーで、にごり酒を買い飲むが、

なんとなしに酔わない。

夜の読書は、自分の目に相当なダメージを

与えるために禁止しているので、活字も追えない。

 

しかたなしに部屋の明かりを消し、

ラジオをつけて布団に横たわる。

国連で働いたことのある大学の先生が、

国連総会でトランプ米国大統領が暴言を吐く予定のことと、

国連の仕組みそのものを解説したのを、面白く聞く。

それもしばらくすると終わってしまった。

 

まだ寝付けない。

もう深夜12時を回った。

街明かりで仄かに白い窓ガラス向こうの闇を

見つめていると、

ぼんやりした未来の不安が身を包む。

 

電気をつけて、手元の大型本をくって、

古代ギリシアの壺を描いてみる。

水ガメか葡萄酒用の壺か。

鶏にして堂々たる英雄に見える描きぶり。

一度行ってみたいなと思う。

古代ギリシアに。かえって目が冴える。

 

ペットボトルの水をクビリとやり、

電気を消して横たわり、空想する。

都心の真ん中にガラスの超高層ビルを建て、

最上階に巨大なガラスの浴槽に

ひっそり一人つかっている。

下はビル群の集積回路みたいな細かな明かり、

上は満点の星。

ガラスの壁には、真っ赤なバナナみたいな花が

生々しい緑の葉とからんだ熱帯風の生け花が

飾られている…

 

そのうち意識がなくなる。

ドラマチックな夢を見る。

朝、起きたとたん、みんな忘れた。


秋のお題

 

明日、有料老人ホームの絵手紙講座があり、

お手本を用意する。

グーグルの画像から集めて、コピー用紙に出力。

受講者は、そのモノクロコピーから、

描きたいものを選んで、写すということが

講座の内容となる。

 

お手本用のお題は「秋」とする。

月見、ススキに赤とんぼ、柿、サンマ、

田舎の茅葺の写真を選んだ。

季節の行事、食、風景を意識した。

 

試しに「食」のサンマを描いてみる。

美味しそうにみえるように、

味を思い浮かべながら。

 

へたくそでも、気持ちが入れば、

絵はそれなりに見えてくる。

といったことを毎度、説明している。

人の描く絵は、

ときに思いもつかないものが飛び出てくるので

至極面白い。

 

 

 

 

 

 


3D碁

 

重力遊び/5

 

「碁」をアレンジしたもので、

説明のため線の数を減らし、

碁石の色は、黒と赤とする。

 

通常の縦横平面の碁盤に、高さを加えるだけで、

一気に難易度が上がると思う。

異なる色の石の囲み合いなのだろうが、

その形が立体になることで、

よじりあい絡み合う形になるので、

勝敗がわかりづらくなる気はする。

碁の専門家に考えてほしいものだ。

 

あらゆるスポーツを、

三方向使える無重力空間に落とし込めば、

ことごとく新しいゲームとなるだろう。

3D野球、3Dサッカー、3Dテニスとか。

 

線上の速さを競う

一次元スポーツといえる

マラソンや水泳は、

無重力でやっても、さして面白くなさそうだが。

…いや、そうでもない。

巨大なガラスの渦巻貝の中を走るとか、

泳ぐとしかすれば、

絵として楽しいかな。

 


無重力歯医者

 

無重力遊び/4

 

これは遊びではないが、

無重力状態では、

歯医者さんの治療がしやすくなると思う。

 

通常、重力のある通常の診療所だと、

虫歯を削る器具が、奥歯だと斜めになり、

また見えづらくて削りにくい。

しかし無重力なら、患者さんの頭を

都合のよい方向に向けさせ、

器具と歯との角度を自由にでき、

削りやすくなる。

 

ただし、歯医者さんも患者さんも、

しっかり固定しないと、治療が始まってすぐ

作用・反作用の法則が働き、

互いがはじかれてしまう。

したがって、上のような大げさな設備が必要となる。

 

無重力ゆえに可能になる治療は

いろいろありそうだが、

どんなものだろうか。


| 1/272PAGES | >>

このサイト内を検索

sponsored links

携帯ページ

qrcode