マグロ賛歌

 

イトーヨーカドーで、

マグロの大盛り780円を買ってしまう。

あまりのメガ級ボリュームに、動悸。

夕方で、威勢の良い店員の売り言葉、

「あと6パックだよっ!」が決め手だった。

 

帰宅するなり、パックを引きちぎり、

アツアツのご飯を土鍋に盛り、

新鮮で冷たい赤い切れをドカンと乗せる。

醤油を振り回してワラワラとぶっかければ、

湯気の合間から光が差す。

 

さすがに美味い…。そりゃそうだ。

 

期待したのに

パンチのないラーメンを食って、

腹も満たされず

がっかり店を出ることを思えば、

計り知れない満足度。

 

夜、朝、昼と、3回に分けて食う。

生ものばかり、お腹の調子も微妙になるが…

 

ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 


ルンルンな人

 

図書館にて、

おば様のようだが、ぬいぐるみを周囲に置き、

大胆に机を使っている。

結構よく見かける人だ。

大きな帽子とマスクをすっぽりかぶり、

表情はよく分からない。

絶対話しかけるな、

という空気がピーンと出ている。

 

積み上げている本は意外にも、

複雑な図表がびっしりとある専門書のよう。

小難しいそうなページを繰り繰り、

持参のノートに色とりどりのマーカーをつけつけ、

一身に書きものをしている。

この人は、いったい何者なんだろう。

研究者か、作家か、単なる趣味人か。

 

ただ、とにかく楽しそう。

そうだ、学ぶということは、

充実することだ。

覗き込んで邪魔をしないよう、

そっと立ち去ろう。

 

 

 

 

 

 


マモルくん、第8話完成!

 

動画『どんまい力士 マモルくん』の新作

「ラーメン観音」が仕上がったよっ!

マモルくんって、いつもカツカツゥ〜。

だから応援してね💛

制作・編集は、いつものジャムプランニング。

では、下のアドレスにクリックして頂戴!

https://www.youtube.com/watch?v=VQM0hMEiOlI&feature=youtu.be%E5%89%8A%E9%99%A4


税金は、「義務」か「権利」か

 

諸富徹著の『私たちはなぜ税金を納めるのか』(新潮社)を

面白く読む。

 

税金を納めることが「義務」だけでなく

「権利」だとする考え方が、欧米にあることを知る。

市民革命後のイギリス社会が、そうなのだ。

税金を納めることで、国に「自分たちの生活基盤をつくれ」

という権利を主張するという。

 

本書では、税金が国の礎となるのと同時に、

「政策」そのものの側面も強調する。

例えば、環境税をかけてCO2削減へと企業を

誘導していく、といったやつだ。

そもそも歴史的に言えば、所得税を国民に課すことで

富を配分し、貧富の差を是正してきたとのこと。

 

しかし、21世紀は、これまでの国・法人・市民社会が

リンクしていた税体系が崩れていくとする。

多国籍企業や国際金融は、もはや国を超えて動いている。

国はそこから発生する富には課税できず、

富を持つ者はますます強大化していく。。

 

そこで本書は、複数の国が集まって結成されたEUに注目。

EUでは、国際的な金融取引に対して課税をしようしている。

多国籍企業・超国家機関・複数国の市民社会にシフト

していく関係の中での、新たな税体系をそこに見ている。

 

…といっても、いざ卑近に自分の小さなたくわえから

差っ引かれる月々の税金は「高い!」

と嘆くばかり。

 

 

 


光、情緒を揺らす

 

図書館の映像ブースで、美術絵画入門なるものを見る。

絵画における光の表現は、6パターンあると

名画を事例に解説。

改めて聞くと、なるほどなと思う。

 

光の角度で意味を持ってくるのは、人の顔の表情だ。

 

,浪の光で、明暗か半分に分かれ、

「毅然」とした表情に。

ドラクロワが、フランス革命を描いた絵で、

旗を掲げ、胸をあらわにした女性に使っている。

 

△蓮⊆个畩紊らで、これは「普段」の表情。

日常、この光で人の顔を見ることが多いから。

 

は、下からで、自然光ではありえない角度のため、

「不安」「恐怖」をあらわす。

 

い蓮⊂紊らの光で、「平穏さ」を醸す。

レンブラントの母子像なんかで多用。

天上界、神からの光というイメージもあろう。

 

イ論橘未らの光。影がなくのっぺり。

日本画はみんなこんな感じ。

そもそも、なんで影を描かないのだろう。

 

Δ狼娶で真っ黒。「不気味」「神秘」「謎」とか。

 

 

思えば、漫画や映画、テレビでもおなじみの表現だ。

光が織りなす幾何学で、

ある特定の感情を呼び覚まされるのは、考えれば不思議。

原始時代から人が刷り込まれてきた記憶なんかも

関係あるのだろうか。

 

 

 


イトーヨーカドー威力

 

昨日、近所に巨大なニトリがオープンした。

ラブホテルを壊して殺伐となった更地が、

1年前から建設現場となり、あれよあれよという間に

でっかい建物となった。

 

早々開店したのは、1階の食品店イトーヨーカドー。

非常な賑わいで、あちこちから歓声が上がっていた。

品目も多く、なによりそれぞれがボリューミーだからだ。

肉なんか、値段の割に大盛りにしている。

 

特にお客が嬉々として籠に放り込むのは、

山積みのバナナだ。

一房14本で100円だから、明らかに「客寄せ」商品。

これができるのは、はやり大資本だからだ。

 

ニトリの1km範囲に、中規模スーパーが点在して

平和に成り立っていたようだが、

彼らの客が、ごそっと減るのではないか。

この辺では、チェーン店の焼肉店の目の前に

別チェーン店の似たような焼き肉店がガチンコで

建ったりする。

 

世知辛い風景である。

 

 

 


コンビニ弁当汚染

 

昨晩、ボーッと見ていたユーチューブの番組で、

コンビニの弁当の話をしていた。

 

あるコンビニが、期限切れの弁当を

無償で養豚所のエサに提供していた。

すると母豚300匹は、子を産めなくなったとのこと。

羊水が茶色に腐ってしまったという。

原因は、コンビニ弁当に多量に使用されていた

保存剤などの満載の添加物だと推測される。

 

番組では、コンビニ会社の名前は「ピー」

と伏せられていたが、スタジオでは誰でも知るらしい

社名にみな一様にキャーキャー驚愕していた。

そのピーを取りのけて伝えなくて、

何が番組かと少々腹が立つ。

 

どうしても面倒な時、コンビニ弁当を食べることがある。

便利なのだ。ただ、体にはなんとなく良くないことは分かる。

毎日食べれば確実に体調を崩す。

しかし、母豚から子を奪うエピソードは重大視していい。

みっちり調査報道して伝えるべき話。

 

 

 

 

 

 

 

 


疾走、上原ひろみ!

 

友人に誘われ、東京国際フォーラムにて公演の

上原ひろみトリオ・プロジェクトを聞きに行く。

 

ジャズピアニスト上原ひろみは、

ジャズのイタコとなって、疾風怒濤に音を噴き上げる。

繊細かつ野蛮に、指を鍵盤に叩きつけ、

ジャランジョワジョワと泡だてる。

床を足でけり上げ、

時にこぶしでピアノを殴りつけて立ち上がる。

 

そのくせ、

ロンドンっ子とパリっ子の

おっさんベースとドラムには

つかず離れず、ピタリと一体化して、

荒々しくも、和気あいあいの調和を

スーッと顕現させていく。

 

音楽をまさに今、

造り上げる喜びをドカンと爆発させた

小さな彼女の強烈な爆風が、

大入り満員の並みいる観客を歓喜に包む。

 

ピアノにすべてを投入して

生きる嬉しさに全身全霊をゆだねる

上原ひろみは、きっと心のきれいな人なのだ。

 

ピアノソロで彼女は

うって変わって自身の静寂の中に深くダイビングし、

壊れそうに優しい旋律の清水を、

こんこんと湧きあがらせる。

この人は、

「悲しい」という感情の源を知っている。

 

 

 

 

 

 

 

 


大らかな風景

 

ラジオで、リオのオリンピックに行った人の話を聞いた。

会場施設もギリギリにできて、結構ずさんな所が

あったらしい。

すごいのは、工事途中に放置されたろうスコップが、

固まったコンクリートにつっ立っていた風景。

でも、現地の人は、中途半端な仕上がりに対しても、

「まぁ、いいんじゃない。それよりもイェ〜イ!(踊る)」

というノリとのこと。

人生の楽しみが第一なのだ。

 

これは本当にお国柄である。

日本では、ありえない雰囲気だ。

もし、竣工したオリンピック新施設に

スコップが刺さっていたら、「国辱」とばかり

マスコミや世論の集団リンチにあうだろう。

 

ブラジルは治安がひどい。誘拐殺人もバンバンある。

陽気なノリはうらやましいが、外国人が住むには覚悟がいる。

一方で日本は治安がよく、暮らしやすい。

ただ、ここ20年、この国は

どんどん窮屈になっているような気がする。

 

こないだ映画館の上映前に愉快にしゃべる人たちを、

「うるさい」とばかり無言でにらみつける人がちらほらいて驚いた。

娯楽の時間なんだから、本来、多少はしゃぐのはいいはずだ。

国全体が老いてきて、

几帳面な国民性が、より凝り固まってきたのか。

 

 


超絶的理想な教育論

 

ルソーの『エミール』上中下巻(岩波文庫)を、

ちまちま読んでいたが読了す。

つくづくぶっとんだ本だと思う。

哲学者のカントが、日々厳格に守る

スケジュールを破っても読みふけっただけある。

 

本書では、ルソーを体現する師匠が、

平凡な一人の人間であるエミール君を、

誕生から結婚まで教育するさまが

時に小説仕立てで書かれている。

 

人為的なものに触れさせず、

もともと人が持っている自然な感情を育て、

健全な理性的人間をつくるという壮大な想定だ。

だからエミールは田舎で育てられる。

 

一番面白いのは、エミールの結婚相手ソフィーを

探す過程から結婚に至るドラマ。

双方がめでたく恋愛に至ったとたん、

教師は二人を引き離す。

エミールは、国、市民社会は何かを学ばされるため

海外旅行に連れ去られる。

結婚前に、理性的市民はどんな世界で生きるべきか

とくと社会勉強せよというわけだ。

『社会契約論』の著者でもあるルソーの持論が生き生き展開される。

読者としては、エミールとソフィーのその後が知りたいが。

 

ルソーの考えはこんなに斬新なのに、

18世紀、江戸時代の人なんだぁと思う。

彼の著作群は、フランス革命の思想的支柱になった。

 

 

 

 


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